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iPhoneXのFaceIDがわたしのマスク姿を機械学習していた。

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 iPhoneは不便の便を重宝している、といった要旨のことを以前書いた。下記のエントリだ。

garagekidztweetz.hatenablog.com

 わたしは空気の汚い東京に暮らしているので、花粉症の季節であるとかないとか関係なく年中戸外においてはマスクをするようにしている。マスクをしないで済むなら済むにこしたことはないのであるが、たとえば歩きタバコであるとか、主に女性に多く見られる香水のつけすぎであるとか、都会にはとにかくマスク無しでは不快に感じるものが多すぎるのだ。

 わたしはいちいちそういう民度の低い他人に迷惑なことをしていることに気づくことのできない残念な人たちに注意をしてまわるような面倒くさいことをしたくない。

 そういうことをしても余計な諍いを生み出してしまうだけだからだ。自分でできる対策を考え対処するのが分別のある大人の対処というものだ。あとは政治が解決してほしい。そのために毎回それこそ面倒くさくても自分が支持するマニフェストを提示している政治家、政党に投票しにいっているのだ。

 閑話休題。そんな毎日戸外ではマスクをつけて生活しているものだから、iPhoneXユーザのわたしとしてはとにかくFaceIDが不便で仕方がない。マスクをしているとFaceIDが認証が通らないからだ。

 しかし、最近なにやらマスクをしていても時折FaceIDの認証が通るときがあり「不具合か?」と気になっていた。

 そのときたまたま出会ったのが下記のエントリだ。

 どうやらFaceIDには「機械学習(ディープラーニング)の仕組みを取り入れており、顔認証に失敗しても、その直後に正しいパスコードを入力すると、その顔を「本人の顔」として学習」することが可能で、わたしのiPhoneXのFaceIDがわたしのマスク姿をわたしの顔であると機械学習していってしまっていたようだ。

 といっても毎回マスクをしていても認証が通るわけではなく、ふとしたタイミングでとおるときがあるといった印象だ。どういうマスク姿のわたしをわたしとしてFaceIDがわたしの顔として認知しているのかさっぱりわからない。

 意図せずFaceIDにマスク姿のわたしの顔をわたしの顔として学習させてしまっていたことになるわけだが、記事にもあるとおり、セキュリティ的にはどうなのよこれ、とも思うわけだ。

 認証の仕方は議論があるのだろうが個人的には技術的に面白いかどうかはさておきFaceIDは筋悪で、まだTouchIDのほうがいいと思っている。FaceIDにすることでホームボタンをなくすことができるという意見もあろうが、TouchIDを背面にもたせたっていいではないかとも思わなくもない(デザイン面でAppleはそれを許したくないのかもしれないが)。

 とりあえずわたしはマスク姿のわたしの顔をわたしの顔としてFaceIDに覚えさせたいわけではないので「顔認証に失敗しても、その直後に正しいパスコードを入力」というのはちょっと慎まねばなるまい。

 FaceIDが学習した情報をクリアできるなら(できるはずだ)、一回クリアしたほうがいいのかもしれない。

 とはいえ、またそれは折を見て検討したい。

(了)。