#garagekidztweetz

id:garage-kid@76whizkidz のライフログ・ブログ!

住友林業が2041年までに木材を主部材とした高さ350メートルの超高層ビルを建設する構想を発表したという。

スポンサーリンク

「350メートル 木造超高層ビル、技術に課題」に思ったこと。

 日本経済新聞、土曜日の朝刊の《この数字》コラムを読むのが楽しみのひとつだということは何度か書いた。

 今週(2018年2月17日付)のこの数字は「350メートル。」

 『住友林業は2月上旬、2041年までに木材を主部材とした超高層ビルを建設する構想を発表した。』この木造の超高層ビルの高さが地上70階建てで350メートルなのだという。

 記事によれば『日本一の高さを誇る鉄骨鉄筋コンクリート造の超高層ビル「あべのハルカス」の300メートルを大幅に上回る。』のだそうだ。

 個人的には木造で高層の建築物を建設するメリットが全く思い浮かばなかったので、先に目にはいったのは下記の技術的課題が大きいというところだった。

だが、課題も多い。まず、一段と火に強い部材の開発が急務だ。総工費は6000億円と見込んでおり、鉄筋コンクリートなどを使う場合に比べて資材コストは約2倍かかる。ロマンあふれるプロジェクトだが、実現にはいくつもの技術的なイノベーションが必要なようだ。

引用元:https://www.nikkei.com/article/DGKKZO27023330W8A210C1EA5000/

 木造で高層の建築物を建設するメリットは書かれていないのではないかと思ったのだが、よくよく読んでみると下記に書いてあった。

世界中で現存する最高層の木造ビルは17年に完成したカナダ・バンクーバーにあるビルで、地上18階建てで高さは58.5メートル。住友林業の新ビルは約6倍の高さだ。全体の9割に木材を使う構想のため、同社の注文住宅8000棟分にあたる18万5000立方メートルの木材が必要と試算する。鉄骨造に比べ施工時に排出される二酸化炭素(CO2)量は22%抑えられるという。

引用元:https://www.nikkei.com/article/DGKKZO27023330W8A210C1EA5000/

超高層木造ビルが超高層鉄筋コンクリートビルを建てるよりも環境面でどれだけ優れているのか記事だけではよくわからない。

 今、書かれていることをまとめると木造で超高層ビルを建てるメリットは「鉄骨造に比べ施工時に排出される二酸化炭素(CO2)量は22%抑えられる」ことであり、デメリットは「鉄筋コンクリートなどを使う場合に比べて資材コストは約2倍」になることだということだ。

 これが鉄筋コンクリートではなく木造で超高層ビルを建てたとき、環境負荷を考慮してもコストに見合っているのだろうか?というのが最終的なわたしの疑問だ。

 今回の記事からだけではちょっとよくわからない。

 個人的には今すぐそれを調べてみようとはおもわないが、このあたりの深掘りをしている記事に出会うことがあった際にはあらためて追記などしてみようと思う。

(了)。