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「サラリーマンの悩みのほとんどにはすでに学問的な答えがでている」の読書メモ

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今日は、読了本の読書メモを少しづつ公開していこう - #garagekidztweetz で告知している、溜まっている読書メモの公開 8 冊目、「サラリーマンの悩みのほとんどにはすでに学問的な答えがでている」の読書メモを公開します。

はじめに

給料があがらない、仕事がうまくいかない、職場の人間関係
みなさんが抱えた悩みのほとんどは、みなさんだけのものではありません

社会科学
すでにみなさんの悩みの多くに一定の正解を出している

偉大な知性が産みだした正解を知ることができれば、新たな視点とクリアな視界を手に入れることができるはず

第一章 なぜいくらがんばっても給料があがらないのか? あなた自身、あなたの会社、そして日本全体が潤うための経済成長理論

▶ なぜ給料が上がらないのか? ー自分が生み出す価値の話

自分はがんばっている。サービス残業もしてる。成果もあげている、でも給料は上がらない。なぜか?

★会社は儲かっているが、給料を出し渋っている

サラリーマンは無力で、労働力の搾取に耐えるしかない可哀想な存在なのか?

一番簡単なのは辞めるという選択肢
→あまりに不当なやり方は競争によって淘汰されるはず
ある会社が独占や差別化の激しい商品を不当に値上げしたとすれば、他の会社がすぐにそれより安い値段で販売して利益を奪うなんていうことは中学生の教科書にだって書いてある

★ほとんどの会社は、社員ひとりの生み出されると期待される価値、すなわち生産性と、現在払っている給料がおおよそ釣り合っているか、むしろちょっと損しているかもしれないと思っている
→辞めたいというと多くの会社は社員を喜んで送り出してくれる

景気の向上によらなければ、給料が上がらないのか?

収穫逓減の法則
なぜがんばりは報われないのか? ー21
★新たに投入するもの1つあたりの生み出す価値は徐々に小さくなっていく
→ひとりでやっていたことを、100人でできるようになったときの生産性を考える
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生み出す価値の平均値が徐々に薄まっていく

ノーベル経済賞をとったロバート・ソローの経済成長理論の中でも重要な位置を占めている

★同じやり方の中で人だけが増えても、一人あたりの平均的な生産性は下がる
→従業員が増えれば増えるほど、一人当たりの生産性、一人当たりが得られる利益は下がる

★あなたやあなたの同僚、あるいはライバル会社の社員が長時間がんばって働けば働くほど、ひとりが一時間あたりに働くことで得られる価値の平均値は下がってしまう

あなたの給料があがらないのはがんばりが足りないからではないことがわかる

▶ なぜあなたの会社は儲からないのか? ー安売りセールスというジリ貧路線との決別

生産性の低い企業がリストラすることで、収益性を改善することがわかる

ただし、リストラを進め、IT化して生産性をあげるという戦略はどこの会社でも実現可能なやり方

効率の悪い戦略は、いつしか事業を縮小させて効率的に競争できる範囲のみで戦う、という敗北を招きかねない
→もし戦うなら、せめて予算の規模で不利であっても効率のよい戦い方を試みる

★量で押すのではなく、質の違いに特化する

根本的な問題として、現在のところ効率のよい事業だけに専念して新たな領域へチャレンジをしない、というのは、一見リスクが少ないように見えて、一度不利な競争にさらされてしまうと随分と脆さを見せてしまう

ひとつでも新しい競合の少ない効率的な事業なや育て上げることができなければ、会社は徐々に淘汰されていくことになるでしょう

どうすれば、そのような新しい事業を生み出せるのか?また不景気な時代にそういったリスクをおかしてよいのか?

★内生的経済成長理論
どうすれば、低迷する景気を吹き飛ばすような経済成長は起こるのか?

▶ なぜ日本の景気はよくならないのか? ー使ってもへらず逆に使うほど価値を生み続けるたったひとつのもの

ポール・ローマーの内生的経済成長理論
→★逓減ではなく、逓増する経済成長が可能であることを示した

使えば使うほど大きな価値を生み出し続けるさらには、使っても使ってもなくならないというような魔法の要素
→★知識・知恵・アイデア

アイデアは無制限に複製することも、無制限にストックすることも可能

日本の戦後の高度経済成長
蓄積されていた生産性に関係する知恵が、欧米の科学技術と化学反応を起こしたことが、日本の経済的な躍進を支えた
↓アイデアがみなさんの人生における収益性を上げるために重要な点は2点
1. 個人として、きちんとした知識を常に身につけ、それを周りと共有する姿勢を持ち続けること
2. このような知識やアイデアが十分にストックされたり、使われたりしている場所に居続けること
→場所や会社

昨今の低迷は、有り体に言えば、大学で習う以上の知識のストックが不足していることを示すのかもしれない
→大学での勉強なんて実社会では役に立つものではないなどという姿勢でいる限り、知識のストックされたり、活用されたりすることはない

ぜひ、従来のやり方の中でがんばり続ける時間を少し割いて、興味のある分野の勉強をしたり新しい事業プランについて想像を膨らませてみよう

一章のまとめ ー41
[]ソウルフルな経済学

第二章 なぜ、お金が貯まらないのか? ー行動経済学から学ぶあなたがお金を貯められない理由と簡単にお金を貯める方法

▶ なぜ給料が上がってもお金が貯まらないのか? ー欠陥だらけのお金の感覚

★どう支出を減らし、どう貯蓄を増やすか?

行動経済学

★私たちのお金の感覚のいい加減さの正体、それは心の会計

▶ なぜ無駄遣いをしてしまうのか? ーお金の判断を狂わせる心の会計

その例 ー48
心の会計は知っていると一貫性のあるお金の使い方ができる

みなさんの通帳から残高を減らす、あまり満足に繋がらない出費の何割かは相対性によって金額を見誤ってしまうという心の会計の症状によってもたらされたものかもしれない

全体像ではなく、ひとつひとつの要素に還元して、自分が一体何に対していくら支払っていることになるのか、その要素が、単体で売られていたときに同じ金額を支払うのか、財布を取り出す度に思い出すクセをつける
52

▶ なぜクレジットカードの返済に苦しむことになるのか ー最も恐ろしい心の会計の症状

クレジットカード ー心の会計の博物館の中で最も恐ろしい展示品のひとつ
現金で払う一万円よりも、カードで払う一万円を軽くみてしまう

商品と価格自体は同じなのに、支払方法によってその価値を見誤る

場合によると幸運な臨時収入も損失に変えてしまう
多くの人は汗水垂らして働いて得た三万円よりも、たまたま手に入れたい三万円を大切にしない

リボルビング払いによる高い利子

今時の定期預金はおろか株でも投資信託でも、クレジットカードの金利ほどの運用実績を出すことはほぼ不可能

頭ではそうした方が合理的だとわかっていても、何となく抵抗がある
その抵抗こそが心の会計

★どのような理由で得た報酬も等しく同じく大事にすることが必要。

自分が支払うお金は自分が自由にできるお金のうち、最も大事にしたいお金と同じものであるというリアリティをもつこと

▶ なぜ投資信託で失敗するのか? ー自信過剰バイアスとサルのダーツの幻影

最もリスクを小さく、そして確実にお金を増やす方法の提案

絶対に儲かる投資方法はあるのか?

ある年にファンドが儲けを出すかどうかは基本的に運次第であり、なおかつ前年に幸運だったファンドのほとんどは、確率的な範囲を超えてむしろ人為的な理由で損をする原因を持っているのではないか

ファンドマネージャーたちの自信過剰バイアス

一般的な週刊誌に載っているような投資方法などは、サルのダーツほどに確実なノウハウというものは存在しない

なぜそうした投資方法を勧める人が後を絶たないか?
1. 自信過剰バイアスによって本気で自分は効率的に儲けていると思っている
2. 投資で儲けることは確実でなくても、投資に関する知識を売ることについては確実な儲けになると思っている

穿った見方をすれば
自分の保有している資産に対するメディアからの情報を経て一般レベルで流行すれば、それだけで保有資産を高く売却できる

投資に関してリターンの良さを強調して推奨してくる人たちは、悪意があろうがなかろうが信頼すべきでないということ

なぜ投資で失敗するのか、はシンプル
サルのダーツ以下な投資のプロたちの話を参考にして彼らほどにも環境やリソースに恵まれていない我々があれこれ手を講じて成功するはずかないから

▶ どうすれば投資で成功するのか? ーリスクやわ避けすぎるリスク

投資をしない方が損をするリスクが高い

タンス預金は危険
→タンス預金は安全だと思う理由、1971年に預金保険機構が発足していこう、いくつかの銀行が破綻したが、一度たりとて預金が全滅したということがない

ペイオフ

しかし、預金という形でお金を持っていることによりお金を損するリスクの少ないやり方ということはない

お金の価値は可変
ちょっとした為替の変動や金融政策によって簡単にインフレが起こる、すなわちお金の相対的な価値は減るものだから

物価が上がる
裏を返せば、もともと持っているお金の価値が減っている

こういった経済情勢を考えれば、投資しておくことがむしろリスクヘッジ

★価値が逆相関性を持つ複数の資産を持つことがリスクヘッジになる

ですが、私たちはなぜか積極的に投資するときはリスクを恐れ、現状維持の状態から起こるであろうリスクのことはほとんど考えません

損失嫌悪バイアス→得られないという損失よりも、すでに持っているものを失うという損失の方を強く恐れる
現状維持バイアス→なにも選択しないで現状維持をするという選択をしがち

▶ どうすればお金は貯まるのか? ーお金の感覚のズレを逆手にとる

タンス預金よりも本当はリスクが低く、世界の経済成長に沿って資産が安定して増えていく投資のやり方もある

サルのダーツにしたがって満遍なく投資するやり方

円高とデフレにより、日本人が所有している日本円の現金という資産の価値は史上まれにみるレベルで高い

現在ある程度の預金があることが前提
心の会計を利用して投資資金を生み出し、それを継続的に適切な投資に回し続けること

★現在の収入とその理想的な節約状態を足して2で割ったものが1ヶ月に使ってよい額
その額と月収の差額が毎月投資のために積み立てる額

次にすべきは投資用資金をおよそ1/4ずつに分割
ひとつを今、最も悲観的な経済ニュースになっているもののインデックスファンドに自動積み立て
→悲観的なイメージが広がると市場において想定されるリスクは実際のリスクよりも高めに価値は実際より低めに見積もられやすい

十分注目がが集まっているということは、その資産の市場価値が実際のリスクや利率よりもやや割高になっている可能性が高くあまり効率的ではない

つぎの1/4はリスクヘッジのための投資
重要なことは手数料がかからないこと
決算ごとの配当を期待せず、それをそのまま再投資することが可能なものをえらぶこと
ちょこちょこ入ってくるお小遣いよりも、掛け算でどんどん増えていくことが重要

残り1/4ずつはそれぞれ日本円を貯蓄しておくものと、自分の人的資本に投資しておくものとして扱う

▶ なぜお金をいくら貯めても将来への不安が拭えないのか? ー貯蓄のパラドックスと人的資本への投資の重要性

貯蓄のパラドックス ーマクロ経済学
国民全員が収入を消費より貯蓄に回そうとすることはすなわち、物やサービスが売れなくなるということである。そうすると企業の売上は減り、給料は下がり、貯蓄を行うことができなくなる

マクロ経済学をきちんと勉強
個人としての行動が直感にはんして社会として異なる意味を持つ減少に出くわす

この現象を打破するために、最後の1/4は人的資本の投資に使う

こうした投資によりストックされた知恵は使ったり広めたりすることによってもなくならない
それどころか、使えば使うほど、広めれば広めるほど価値を生むものがほとんど。

第二章 のまとめ ー89
[]予想通りに不合理
:読もうと思って読んでない本

第三章 どうすれば楽して出世できるか? ーポジティブ心理学から学ぶ自分を最大限活かす方法

▶ なぜマジメに頑張っているのに出世しないのか? ー成功する人間としない人間を分けるもの

:どうでもいいトピックではある

非効率な人事評価/管理制度を持った会社が安泰でいられるほど、現代のビジネス情勢は平和なものなのか?

どうすれば昇進できるか?よりも会社が傾いても先にうまく抜け出すためにはどうしたらよいか?
:この考え方には賛同

ビジネスニュースで名前を見かけるような成功者になるためにはどうしたらよいのか?
:成功かいなかは人によって定義が違うので、このテーマはナンセンスだとは思う

成功者の特徴

仕事に対する三つの見方
義務、出世の道、天職
★天職と感じるタイプの人間が成功者の特徴

どうしたら仕事を天職に変えられるのか?
MPSプロセス
98

▶ どうしたら幸せに仕事ができるのか? ー今の仕事を天職に作り変えるプロセス

ポジティブ心理学の研究

ある人間の天職を見つけるために必要なこと
・自分は特に、どんなことに意義を感じるだろうか?
・自分は特に、どんなことに喜びを感じるだろうか?
・自分は何が得意なのだろうか?
→MPSプロセス

多くの人は建前をもっているので、この質問に答えることが難しい

勇気をもって自分自身と向き合う

もし神様や大富豪になっても続けたいことを見つけたなら
→神様や大富豪になること以上の成功を手に入れる

成功者のほとんどは、自分たちの仕事をより大きな背景で眺め、その仕事に対して積極的に意義と喜びを持ち込んでいる

自分の得意とすることに対してより高次元の目的をもって情熱を傾けている人たち

自分たちがどうしたらより大きく会社に貢献できるか、どうしたら自分の能力を最大限に発揮できるかを考え、そのための新しい場所を探すのも一手

意義と喜びをもたらしてくれる活動に集中することが、結局のところ最も大きな物質的成功にもつながる道

▶ 他人の成功体験が役に立たないのはなぜか? ー思った以上に異なる人のタイプ

自分の才能の見つけ方

人間の成功に繋がる才能はいくつもあり、成功された方と、みなさんが必ずしも同じタイプの才能をもった人間ではない

自分の才能を理解し、それを最大限活用する自分なりの成功の秘訣を編み出す方が重要

▶ どうすれば自分の才能が見つけられるか? ーVIAテストで見つけるあなたの強み

[]世界でたったひとつだけの幸せ

★VIA テストのURL ー111
:ストレングスファインダーに似ている

★ためしに自分の美徳を全部挙げてみて、私の天職はXXすることです、という文章を書いてみる
天職の文章を書くときの文言対象表 ー116

▶ どうすれば仕事でもっと才能を活かせるのか? ー行動活性化療法とフローという考え方

行動活性化療法
幸福感やパフォーマンスを向上させるために有効

日々やっている仕事に、どれくらい集中して、ワクワクして意義や喜びを見いだせたかを5点満点で採点する

★フローに入る感覚を身につける
フローに入ると、自分の周りの全てがわかり、すべてがコントロールできて、あまりに夢中になっているため、時を忘れ、自分自身が何であるかという意識すらなくなり世界にとけこんでいるかのように感じられ、全てがうまくいく

目の前にある仕事の過程自体を目標として楽しむ

★チャレンジとスキルのバランスをとる

三章のまとめ ー125
[]世界でひとつだけの幸せ

第四章 どうすれば職場の人間関係はうまくいくか? ー組織行動論による人間関係のマネジメント

▶ なぜ組織でうまくやっていけないのか? ー組織行動論という考え方

会社という組織で働くことは、上司にしても同僚にしても部下にしても多くの人と協力せざるを得ない

組織行動論
どうすれば会社組織は回るのか?

▶ どうすれば相性の悪い人とうまく仕事ができるのか? ーリーダーシップ論における条件適合理論

万能のやり方ではなくどのような状況ではどのようなやり方があうのかといった研究がなされるようになった
→条件適合理論
人間は自分にとってベストなやり方を全ての人にとってベストだと錯覚している
例:タスク志向型、人間関係志向型

MBTI
人間の性格に関するフレームワーク
人間は両極端な二つの性質のうち、どちらを得意としているかが、大きく異なる

人間は基本的に自分の頭の中に関しては、それなりによくわかる一方、他の人がどのような心や頭の使い方をしているかは想像でしかわからない

いかに自分と異なる人間がいるのかを理解した上で、その自分と異なるタイプに合わせてどう接すれば良いのかという対策を持っておけば良い

MBTI の体験セッション ー138

▶ どうすれば部下は言うことを聞いてくれるのか? ーパス・ゴール理論に基づく4つのタイプのリーダーシップ

パスは道のパス
有能なリーダーは道筋を示すことで部下のゴール達成を助ける

リーダーの行動が部下に受け入れられるためには、その行動が即時的あるいは将来的な部下の満足度を高めなければなりません

満足できる良い仕事をさせてくれるのが良い上司
→タイプの違いが問題になる
4つのタイプ、使い分けが必要。
・指示的なリーダーシップ
・支援型のリーダーシップ
・参加型のリーダーシップ
・達成志向型のリーダーシップ

基本的にそのリーダーシップによって提供されるものが部下のニーズを満たすように使い分ければよい
ー それぞれのリーダーシップの例 ー142
ー ★リーダーシップの種類と相性のよい部下の対象表 ー144

カリスマ型のリーダーシップ
自分の判断と能力に強い自信をもち、
並外れた未来への理想という目標をビジョンとして示し、
そのビジョンに対し自分を犠牲にする感覚をもち、
並外れた行動力があり、
変革者であるというイメージをもたれている

従来からの思い込みから外れることに抵抗があるとすれば、それこそが現代の組織行動論が指摘する会社がうまくいかない理由

★同じ人物を相手に複数のリーダーシップを同時に並行して行う

自分の強みに、部下なり上司なりの強みをさらに噛み合わせることができれば、あなたの仕事は飛躍的にうまくいく

▶ どうすれば部下をうまく使いこなせるか? ーチームにおける9つのポジション

様々な強みをもったどのメンバーにどの役割を果たさせるか、を考えることでリーダーシップは最大限の力を発揮する

9つのポジション ー150,154
156

▶ どうすれば目上の人たちとうまくやっていけるのか? ー立場を超えたパワーの発揮方法

人にいうことを聞かせる力、ときにそれを権力と呼ぶ
パワー

5つのパワーの源泉
強制力、報酬力、正当権力、専門力、同一視力
ー 内容 160

みなさんは、専門力によって上司にパワーを発揮するチャンスがあります

専門力を身につけるためには、自分の強みと職場の環境を考慮したうえで最も効果的な分野を選び、そこでそれなりの時間や労力を投資して何かを身につける努力が必要かもしれない

四章のまとめ ー163
[]組織行動のマネジメント

第五章 どうすれば仕事はうまく回るのか? ー人類を月に連れて行ったプロジェクトマネジメントの力

▶ なぜいくらがんばっても仕事の成果がでないのか? ーアポロが月に行けた理由

スプートニク・ショック

世界に生まれた偉大な発明、3つ
アポロ11号
インターネット
プロジェクトマネジメント

プロジェクトマネジメントはできるだけがんばらないで成果を上げるための知恵でもある

▶ なぜ私たちはプロジェクトマネジメントに不慣れなのか? ー日本式マネジメントとプロジェクトマネジメントの違い


★日本的マネジメントは、すでにやるべきことが明確で、同じ定常作業を繰り返す仕事において、1人がどうがんばるか

プロジェクトマネジメントはその全く逆、どのように仕事を行って目標を達成するか
どうチームを組んで、できるだけがんばらずに成果を上げるか?

毎日同じように繰り返す作業で成果があがらないならば、何が作業の能率を下げているのかを日々振り返り、その原因を改善してみればよい

▶ なぜいつまで経っても仕事は終わらないのか? ープロジェクトマネジメントにおける目標設定

プロジェクトとは?
独自の成果物またはサービスを創出するための期限のある活動

成果とは何か?
ゴールが分からなければ、そこに至る最善のやり方を決めることはできない。ステークホルダーたちの勝手な意見や様々なトラブルに振り回された挙げ句、何とか形にしてみたところで何の成果もあげられない

プロジェクトの成功基準、3つ
1. 期限内
2. 予算内
3. プロジェクトチームとステークホルダーが合意した品質目標を満たすこと

プロジェクトマネジメント
きちんとした目標を設定することが重要視
6つの基準
1. 具体的であること
2. 測定可能であること
3. 現実的であること
4. 期限が区切られていること
5. 合意がとられていること
6. 目標達成の責任所在が明確であること

4つのステップ
1. ステークホルダーたちにも声をかけ、プロジェクトの目標を可能な限り洗い出しリストアップする
2. リストを見直し、今回のプロジェクトに直接関連しないものや別のプロジェクトとして切り離すべきものは取り除く
3. 途中の1ステップとしては重要であっても最終的な目標でないものは取り除く
4. 最後に6つの基準に照らし合わせて目標を絞り込む

▶ なぜ締め切りを守れないのか? ーリスクを含めたリソースの計画と管理

それは実際に目標を達成するために必要とした時間が、事前に想定された時間よりも長くかかってしまったから

プロジェクトマネジメントにおいては、スケジュールを最初に立てるとき、まず可能な限りの遅延やトラブルの原因になりうるリスクを洗い出す

すべてがうまくいったときの楽観的な見積もり
問題がいくつか発生し、楽観的見積もりに遅れを加算すると想定される見積もり
問題が多発し、その結果作業の期間が大幅に延びる悲観的見積もり

★最も可能性の高い所要時間の見積もり=
(楽観的見積もり+4*現実的見積もり+悲観的見積もり) / 6

こうした一つ一つの作業時間の見積もり精度を向上させるだけでなく、全体のプロセスに注目することも重要

一つ一つのプロセスが早まることの価値と、遅れることの危険性を正しく認識するため
そのためには、最初から最後までのプロセスをクリティカルパスと呼ばれる図で整理するのがよい
:まあ、当たり前のこと。粛々とやるしかない。

一つ一つの作業に前後の繋がりがある以上、きちんと整理してみれば思いのほか毎日が締め切りだらけなのです

▶ どうすればうるさい上司や顧客に対処できるか? ー目標とプロセスの可視化でノーといえる日本人に


プロジェクトマネジメントのスキルを応用

リスクを押してでもやるというのであれば、何かしらの譲歩を相手から引き出しやすくなる

プロジェクトマネジメントのスキルの多くは指示型のリーダーシップに該当するもの

五章のまとめ ー201
[]世界一わかりやすいプロジェクトマネジメント

第六章 なぜいくら仕事をがんばっても家庭がうまくいかないのか? ーポジティブサイコロジーが教えてくれる幸せな家庭のレシピ

▶ どうすれば家庭のトラブルを減らせるのか? ー人を幸せにするもの

→豊かで満ち足りた人間関係の有無

恋愛や夫婦の関係というのは、人間の幸せを大きく左右するものなのです

無条件で愛されているという認識さえあれば、自分にとって有意義で楽しめることを、自分の情熱に従って行動するように促される

▶ どうすれば妻とのケンカが減るのか? ー幸せな夫婦と不幸せな夫婦を分けるもの

離婚の前兆
意見の不一致
文句というより相手への批判
あらわな軽蔑
相手の話を遮る
相手の話に対する確認の欠如
否定的なボディーランゲージ

相手の話を聞かない上に、意見対立時に相手の人格への攻撃が起こるようになると離婚が近い

長続きする結婚の特徴
朝でかける前にお互いの予定を確認する
仕事が終わった後、一緒に他愛のない話をする
ふれあったり手をつないだり抱き合ったりキスしたりといった行為すべてに優しさと、寛大さがある
リラックスした雰囲気の中で二人きりで愛情を確かめ合うデートをする
毎日少なくとも一回は感謝や愛情をあらわす
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▶ どうすれば幸せな夫婦関係が築けるか? ー幸せな家庭を築くための会話のルールとポジティブな心の習慣

最も重要なのは相手の話を聞くこと

1. とにかく相手の発言を確認すること
2. できるだけ話に集中できない原因を取り除くか、仮に取り除けないのであれば、その理由をあらかじめ相手に正直に伝えておくこと
★つい口論になりそうなときには、はなす順番を決めるルールをつくること

離婚する夫婦は普段の会話におけるポジティブな言葉がネガティブな言葉よりも少なかった一方、結婚生活によってどんどん幸せになっていく夫婦は、会話におけるポジティブな言葉がネガティブな言葉と比べ5倍もあった

人間の性格はその気になればいくらでも変えられる
人間の脳も体も絶え間なく変化している事実を考えれば、性格とは習慣だと考える方が理にかなっている

自分の性格をポジティブな習慣とすることについて、簡単なやり方
1. 毎日寝る前にその日あった良かったことを3つずつ思い出してノートにつける
2. 感謝の手紙を書く
現在の利害ではなく純粋にこれまでの人生で感謝すべき人に対して感謝の手紙を書き、その手紙を相手の前で朗読して、その後相手と感謝したエピソードについて語り合う

▶ どうすれば仕事と家庭は両立できるのか? ー仕事と家庭で活かすべき知恵

仕事で有効な理屈が家庭の問題を解決する一方で、家庭における理屈だけではうまくいかない部分にかんするトレーニングが仕事においても大きく役に立つ

両者を通して繁栄的なスパイラルをつくるにはどうしたらよいか

▶ なぜ子供が問題を起こすのか? ー不幸せな家庭がもたらすもっと不幸なこと

最も大きなリスクファクターは両親の関係性

子供は衣食住といった物理的な欲求だけを満たしてやれば育つものではない
温かで継続的な関係が必要

六章のまとめ ー226
[]実践入門 ポジティブサイコロジー よい生き方を科学的に考える方法

終章 それでも悩みのつきない日々をどういきれば良いのか?

▶ お金があっても幸せになれない状態はどう解決すれば良いのか? ーお金と幸せが繋がらない幸福のパラドックス

お金と幸福度はそれほど関係しない
人生においてお金に対する優先度や執着が高いという心理傾向を持っている人は幸福度が低くなる傾向

どれだけお金によってお金で解決できるような問題を解決するか、そしてどうお金を使うか

物よりも経験
同じ額でも長期にわたって幸福度に繋がる
:人によるとは思う

▶ 結局どうすれば幸せになれるのか? ー科学的に研究された幸福の決定要因と3つの考え方

外部環境が左右する幸福度は10%ほど

大半を占めるのは3つの考え方
感謝、許容、気づき

感謝 ー 他の誰かの人柄だったり、道徳的な行いの素晴らしさを強く認識すること
許容 ー 自分に害を及ぼした人や過去の体験を許すことができる
気づき ー 今この瞬間の幸福に気づける力

私たちの周りにはいくつもの幸せなことがあるのに、それに気づいている人とそうでない人がいる

人は成功したから幸福になるのではなく、こうした考え方によって幸福になったからこそ、仕事や家庭で高いパフォーマンスを発揮し、結果として成功する

▶ 未来に夢を見られないのはどうすればよいのか? ー夢と幸福の科学的関係性

未来に対する幸福感
夢は叶えた結果幸せになるものではなく、叶えようが叶えまいが持っているだけで幸せになるもの
夢を見ていないから人生がうまくいかない

幸せになるのは、思いのほか簡単
夢の実現に夢中で打ち込んでいけば、お金や仕事や人間関係の悩みを解決しようとすることすら楽しくなります
→現在の科学者が答えられる限りの最良の答え

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