今日は、4冊目、ホウレンソウはいらない!の読書メモを公開します。 ターゲットは誰なんだろう?
少なくともIT企業には釈迦に説法な内容。
中小のルーチンワークしている製造業のマネージャーなのだろうか。
書いてあることは現代的な企業で働いている人間にとっては常識的なことばかりで、逆にここで書いてあることに当てはまるような人は旧世代に過ぎると思われる。
あうんの呼吸で理解とか・・・
プロローグ
これまでのマネジメント、マネージャーの仕事が時代遅れになってきている
過去最大のコミュニケーションギャップの時代
不況の時代
社内の人材の多様化
ー
・社会や経済など外部環境が大きく変わった
・会社(組織)そのものが変わってきている
・世代間のギャップ
→デジタルネイティブについていけない
変化に対応できる者だけが生き延びる
新旧のマネジメントの手法が入れ替わる転換期、過渡期
↓本書
新たに変化・進化していくための本
→ダーウィンの進化論
chapter1. ガラパゴスマネージャーになるな!
プレイングマネージャー
現場の仕事+チームのマネジメント
↓さらに複雑化
・若手社員の思考の変化
・ITの進化
→時代の変化は自分の意思では止めることはできない
→こちらが時代の変化に対応し、やり方を変えていかなくてはならない
1. コミュニケーションギャップ
▶ ジェネレーションギャップに苦しむマネージャー
今のマネージャーの部下たちは、草食系、ゆとり世代といわれているワークライフバランスを重視する世代
ー
したがって肉食系上司のやり方を真似しても、草食系部下には通用しないため、自分の仕事のやり方を変えていく必要がある
→若い世代が悪いわけではない
▶ 取り残されたガラパゴス上司となるな
ガラパゴス上司の特徴
・ホウレンソウができないことに対して注意する
・メールで仕事をふる、エクセルで進捗を管理する
・過去のことについてのミーティングが多い
・草食系部下をだめだと判断してしまう
・何度も同じことで怒る
▶ 新しい世代=進化した姿
協調性より個性を重んじるために会社への忠誠心が少なく、3年も我慢できない
→新しい世代が現代に適応しようとした結果
▶ 内部要因思考で時代の変化に対応する
:本田直之氏のいつものパターン
物事がうまくいかない場合、外部要因と内部要因が考えられる
→若い世代を非難することは前者
ー
★何の理由もなく、今のようになったわけではない。何かしら進化して現在にいるわけです。
:進化という捉え方はポジティブでよい。
2.ITの進化
▶ IT化が招いている非効率化
分散している情報を管理するだけでも時間が費やされ、やることも長くなり、IT化により効率が上がっているように見えて実は下がっている、というケースは珍しくない
:それは価値のないことをIT化してやった気になってるからでしょ。
▶ レガシーになりつつあるメール仕事術
メールは実はものすごくマネジメントしづらいツール
:言わずもがな
↓
・メールは経緯をおいづらい
・引き継ぎも大変
・メールは集計しずらい
:やり方による、できない訳じゃない。他でやった方がいいというだけ。
↓メールベースでの大きな問題は
・誰に何を振ったか管理しにくい
・進捗状況がわかりにくく、チェックしにくい
・スケジュールと連動できないので、忘れるなど抜けをチェックできない
:これもやり方次第だが、あえてメールでやることはない
chapter2. 変化の時代ーマネージャーのサバイバル・スキル
▶ 加速化時代のマネージャー像
ガラパゴス化しないために、マネージャーに求めれる3つの進化
1. 非クリエイティブ仕事術
→非クリエイティブ、クリエイティブを分ける
2. コミュニケーション術
→ロジカルな対応
3. IT活用術
→クラウド、モバイル
1.非クリエイティブ仕事術
▶ プレイングマネージャーに必要なスキル
中間管理職、自分のことだけ管理していればよかったそれまでと比べ、やることが倍増
:なんでプレイングマネージャーに固執しているのかが不可解
→プレイングマネージャーにはフレームワーク的な仕事のスキルが必須
ー
非クリエイティブに対しては時間を投資し、システム化、フレームワーク化し、クリエイティブな仕事にもっと力を注げるようにならなくてはならない
ー
非クリエイティブとは?
…ルーチン、管理、ホウレンソウ、過去のこと
クリエイティブとは?
…結果を出す、力を出させる、ワークフロー、未来のこと
▶ 仕事の80%はルーチンワーク!
マネージャーのやらなくてはならないこと
・組織としての予算達成
・部下が抱える案件の進捗の把握
・今どきの部下の育成
・部下が成果をあげやすい仕組みづくり、などなど…
▶ 非クリエイティブな仕事は効率化しよう仮に仕事全体に対する非クリエイティブな仕事の割合を8割としたとき、非クリエイティブな仕事から得られる成果は、成果全体を10としたときの1割に達しない
ー
繰り返し行われるということはパターン化できるということですから、システム化したり仕組み化していくことが可能なわけです
↓
仕組み化ができないというのは、社員のモチベーションをあげていく、メンバーの能力を高めるという人間対人間の部分
ー
★21世紀の仕事術
・部下に力を出させる環境をつくる
・ITテクノロジーを駆使した改善など、クリエイティブなこと、未来のことに時間を費やす
▶ 未来のために時間をかけよう
ホウレンソウはもはやアナログで行う時代ではない
→自動化できる部分がある
▶ 未来のためのミーティングとは
報告やお知らせだけのミーティングは最も非効率なミーティング
↓
★ミーティングとは本来、何かを作り出すため、意志決定をするため、たくさんのオプションの中からどれかを選ぶなど、未来を作っていくための議論をする場
▶ 過去のことをやらせないテクノロジーの導入
これからのプレイングマネージャーに必要になってくるスキル
1. 過去のことをできるだけやらないようにする
2. 仕事を分析して体系化させ、みんなに基本的な武器、ナレッジをもたせることによって平均レベルをあげて、そこからスタートする
ー
★何度も繰り返しやることは一からやるな
▶ クリエイティブなアドバイスに時間を割く
▶ フレームを設けて全体のレベルをアップする
仕事のレベルや理解度、知識は人によって異なる
↓
ミーティングをやる際は、まず基礎知識だけつけてあげて、その上でアイデアを考えてきてねとやらないと、いいものは生まれないし、結局これも時間の無駄になる
▶ 基礎はシェア、それから個人の味付けを
優秀な営業マンは本を読んで勉強したり、できる人から教えてもらうなど大きなフレームをつくる。その上でそこに自分の味付けをしていく
▶ 体系立たせればうまくいく!
何から手をつけていいのか分からないという不安をまずは解消してあげる
ー
★マネージャーがやらなければならないこと
・過去に関する仕事をやめる
・仕事の全体像からタスクを分解する
・体系立たせる・プロセス化する
・ホウレンソウのフレーム化
・スマートミーティング
・クラウド化
など!
2. コミュニケーション術
▶ もはや化石のレガシーな仕事術
★昔のビジネス風土である、あうんの呼吸、以心伝心ではうまくいかない
ー
アメリカではなにをやるかを具体的に説明し、成果物のイメージをちゃんと伝えた上で仕事を頼むのが当たり前
:それは本当のマネージャーだから意味がある。日本の伝書鳩マネージャーではそもそも具体的な成果のイメージをもっていない人の方が多い
ー
何をしていけばよいか、こまめにマイルストーンを設けて確認してあげたり、フォローさそてあげる必要があるのです
▶ 若手部下は外国人と思え
メンバーにやることを依頼するときに、明確化したり、明文化したりする能力
→コミュニケーション能力が必要
→ロジカルに明快に伝えられる能力
ー
同じ日本人でも世代が違うのだから外国人に伝えるような感覚をもつことが必要
▶ あいまいな指示では1%も通じない
部下に頼んだことを忘れてしまうようではいけない
ー
★草食系部下の特徴
・知識先行型で失敗を恐れる
:別に日本人全般的にそうでは?
・基本的に指示待ち
:これも
・こまかく具体的に言われないとわからない
・ワークライフ・バランスを重視
・小さい頃からITツールに親しんでいる
:悪いところをあげつらってるだけになっている
▶ 21世紀スタイルのマネージャーとは
若者は知識先行だという話
ー
知識ばかりで経験がないと怖さが先だつ
→まず、知識だけあって経験がないからアクションを起こしづらいのだということを理解してあげないといけない
:納得感はない。相対的に一世代前より大卒者が増えたことはそうだろうが、それは必ずしも知識がたかいとは言えない
▶ モチベーションは気づかせることでアップする
著者、モチベーションはガソリンみたいなもの
→しかし、燃料は切れる。内側からやる気を想起させるシステムづくりが必要
▶ マネージャーに必要なコミュニケーション3STEP
1. なぜこれをやらなくてはならないのかを詳しく説明
2. 任せっぱなしにせず、頻繁な進捗管理を
3. どのような成果物が必要か明確にする
▶ グローバルなマネジメント力を自分のものに
暗黙知的な仕事のさせ方、マネジメントの仕方は海外では通用しない
文化の違いを認め、こちらがやり方を変化させて対応する必要がある。それが、これからの日本でもやらなければならないこと
▶ メンバーのレベルは選べない
社員には2:6:2の比率が当てはまる
→働きアリの法則
セルフスターター:2
どちらにもなりうる:6
会社にマイナス:2
▶ どっちつかずの6割を目覚めさせる
著者の気づき
★できる2割の社員を思い切り育てれば、この2割がどちらにでもなりうる6割の社員に影響し、全体がレベルアップする
ー
全体がレベルアップすると、できない2割は自分は遅れをとっていると気づいて働き始めるか、そのまま辞めてしまう
ー
:実際にはセルフスターターは、2割すらいないというのがわたしの意見。仮にセルフスターターが2割いても、そのなかで成果を出しているのは、その中の1割に満たない。
3. IT活用術
▶ ガラパゴスな上司から進化するために
▶ 進化したクラウドアプリケーションを導入しよう
自分が変化、進化する
→まわりを変えることはできないから
いつの時代も進化がなければ取り残されてしまいますが、その取り残されるスピードが上がってきている
▶ クリエイティブな仕事の増やし方
クラウドベースのアプリケーションの活用で時間と場所の制約はなくなってきている
▶ テクノロジーを駆使してフレーム化へ!
いろいろなノウハウ、よいやり方を蓄積し、チームとして共有できていかなくてはならない
ー
若い世代、この仕事はこうすればよいがわかればできる
→成功事例のフレームワーク化
:その人たちの将来は不安だと思うけどね。創造性がないということなのだから。
ー
★フレームがないなら、マネージャー自身が提案してつくっていくしかない
▶ マネージャーらしいクリエイティブな仕事を
パターン化すれば仕事も効率よく進み、スピードアップしていく
↓
できるだけパターン化して、それを俯瞰するのがマネージャー本来の仕事
:というか、そのインフラは社内のインフラ部門が、考えるべき。よくなければ、マネージャーが提案はすべき。
▶ ノマドリテラシーのすすめ
モバイル、クラウドアプリケーションなどを使える能力
→ノマドリテラシーと著者は呼ぶ
:なんだそりゃ…
▶ 誰の時間も無駄にしないスマートフレームワーク
レガシーフレームワーク
…メール、エクセル
→見落とす、経緯を追いにくい、共有できない、集計できない
↓↑
スマートフレームワーク
…データベース化
ぬけなし、全体を俯瞰、スケジュールと連動、ノウハウの蓄積、チームで共有
:そういうパッケージを買えとしか読めない
Chapter3.フレームワーク仕事術への進化
▶ 未来に向けたフレームワーク仕事術
▶ フレームワーク仕事術、6つのスキル
1. 時間投資でストック型スキルをつくる
2. チームで共有する力
3. 情報を蓄積する力
4. 情報を活用する力
5. 若手部下とのコミュニケーション力…論理的思考、伝達力
6. 仕事の全体像
→★特に、1,5,6
▶ 時間を投資し、スキルをストックする
非クリエイティブなルーチンワークは、仕組みができれば、いわゆるストック型のスキルに変わる
ー
ストック型スキルの例:自転車
ある程度の時間を投資して身につけてしまえば、または仕組み化してしまえば、永遠にそのスキルを使うことができ、永遠にリターンを得られる
▶ 自動化ツールで全体を俯瞰する
システム化しないから落ち着かないのであって、落ち着く前に着手しなければ永遠に落ち着かないのです
▶ 誰でもできるところからすぐ改善する
30代では、いかに有効に時間に投資して、マネジメントの非クリエイティブな部分のボリュームを小さくするのが重要
ー
パターン化できること
・ルーチン
・過去のこと
・管理
・ホウレンソウ
…
▶ 仕事は全体を俯瞰してから割り振る
仕事の全体像をつかむ能力も重視される
ー
価値観が違う同士でうまくやっていくためには、全体像を把握した上で課題を割り振るのは当たり前
Chapter4.フレームワーク仕事術のメリット
1.チームマネジメント力がアップする
スマートフレームワーク
TODO がスケジュールと連動しており、締め切り日が近づいてくると、アラート表示などで自動的に教えてくれる
2.進捗管理(フレームワーク化)が簡単になる
経営報告書、契約書
ー
システム化のための時間を投資するという考え方にシフトしなくては、永遠にルーチンからは抜けられない
→フォーマット化は、明文化する能力と同じ
3.ノウハウ蓄積が容易にできる
成功例、失敗例も、そのプロセスをみることで応用ができる
→経緯がわかるのは重要。結果だけだとどう活用していいかわからないことが多い
4.効率化が進む
▶ 共有化と蓄積でチームレベルはアップ!
▶ ナレッジメントのフレームワーク化で全体の底上げを!
Chapter5.クラウドでフレームワークを実践する
▶ IT でワンランク上の仕事術
1. クレーム処理
▶ クレーム対応のクリエイティブな部分に時間を投資する
▶ クラウド利用による業務フロー例ークレーム処理
2. 商談進捗管理
▶ フレームワークで共有し、クリエイティブフローに徹する
▶ ベースワークがクリエイティブワークを生む
▶ クラウド利用による業務フロー例ー商談進捗管理
3. 契約書管理
▶ コミュニケーション効率化のメリット
▶ 非クリエイティブな時間の効率化
▶ クラウド利用による業務フロー例ー契約書管理
4. チームでの制作物作成
▶ タスクと期限の見える化が安心感を与える
▶ クラウド利用による業務フロー例ーチームでの制作物作成
5. イベントのTodoリスト
▶ 全体像を見せ、タスクのポジション・意味を理解させる
▶ クラウド利用による業務フロー例ーイベントのTodoリスト
6. 問題解決データベース
▶ 共通言語をベースに気づきを与える
▶ クラウド利用による業務フロー例ー問題解決データベース
本書で挙げた仕事の問題を解決するためのソフトウェア&システム
ガラパゴス上司になるための10の法則
プロローグ
Chapter1.ガラパゴスマネージャーになるな
1.コミュニケーションギャップ
▶ ジェネレーションギャップに苦しむマネージャー
▶ 取り残されたガラパゴス上司になるな
▶ 新しい世代=進化した姿
▶ 内部要因思考で時代の変化に対応する
2. IT化の進化
▶ IT化が招いている非効率化
▶ レガシーになりつつあるメール仕事術
Chapter2.変化の時代ーマネージャーノサバイバル・スキル
加速化時代のマネージャ像
1.非クリエイティブ仕事術
▶ プレイングマネージャーに必要なスキル
▶ 仕事の約80%はルーチンワーク!
▶ 未来のために時間を使う
▶ 未来のためのミーティングとは
▶ 過去のことをやらせないテクノロジーの導入
▶ クリエイティブなアドバイスに時間を割く
▶ 基礎はシェア、それから個人の味付けを
▶体系立たせればうまくいく!
2. コミュニケーション術
▶ もはや化石のレガシーな仕事術
▶ 若手部下は外国人と思え
▶ あいまいな指示では1%も通じない
▶ 21世紀スタイルのマネージャーとは
▶ モチベーションは気づかせることでアップする
▶ マネージャーに必要なコミュニケーション3STEP
▶ グローバルなマネジメント力を自分のものに
▶ メンバーのレベルは選べない
▶ どっちつかずの6割を目覚めさせる
3. IT活用術
▶ ガラパゴスな上司から進化するために
▶ 進化したクラウドアプリケーションを導入しよう
▶ クリエイティブな仕事の増やし方
▶ テクノロジーを駆使してフレーム化へ!
▶ マネージャーらしいクリエイティブな仕事を
▶ ノマドリテラシーのすすめ
▶ 誰の時間も無駄にしないスマートフレームワーク
Chapter3.フレームワーク仕事術への進化
▶ 未来に向けたフレームワーク仕事術
▶ フレームワーク仕事術、6つのスキル
▶ 時間を投資し、スキルをストックする
▶ 自動化ツールで全体を俯瞰する
▶ 誰でもできるところからすぐ改善する
▶ 仕事は全体を俯瞰してから割り振る ** Chapter4.フレームワーク仕事術のメリット
1.チームマネジメント力がアップする
2.進捗管理(フレームワーク化)が簡単になる
3.ノウハウ蓄積が容易にできる
4.効率化が進む
▶ 共有化と蓄積でチームレベルはアップ!
▶ ナレッジメントのフレームワーク化で全体の底上げを!
Chapter5.クラウドでフレームワークを実践する
▶ IT でワンランク上の仕事術
1. クレーム処理
▶ クレーム対応のクリエイティブな部分に時間を投資する
▶ クラウド利用による業務フロー例ークレーム処理
2. 商談進捗管理
▶ フレームワークで共有し、クリエイティブフローに徹する
▶ ベースワークがクリエイティブワークを生む
▶ クラウド利用による業務フロー例ー商談進捗管理
3. 契約書管理
▶ コミュニケーション効率化のメリット
▶ 非クリエイティブな時間の効率化
▶ クラウド利用による業務フロー例ー契約書管理
4. チームでの制作物作成
▶ タスクと期限の見える化が安心感を与える
▶ クラウド利用による業務フロー例ーチームでの制作物作成
5. イベントのTodoリスト
▶ 全体像を見せ、タスクのポジション・意味を理解させる
▶ クラウド利用による業務フロー例ーイベントのTodoリスト
6. 問題解決データベース
▶ 共通言語をベースに気づきを与える
▶ クラウド利用による業務フロー例ー問題解決データベース
本書で挙げた仕事の問題を解決するためのソフトウェア&システム
ガラパゴス上司になるための10の法則
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