魚人島の乗っ取りを謀るホーディ達“新魚人海賊団"に麦わらの一味が立ちはだかる! 海中での戦いに苦戦するルフィにホーディは更なる凶行を…!! 島に惨劇が迫る!! “ひとつなぎの大秘宝"を巡る海洋冒険ロマン!!
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▶ 感想:
やはり主人公たちは強くなくては
amazon のカスタマーレビューではかなりケチョンケチョンに酷評されていますが、個人的には 61 巻以降の新展開好きです。
覇気が面白味を無くしたという人もいますが、わたしはそれが面白味を増やしたと思っている側です。
この設定がなかったら、主人公たちが弱すぎて、わたしは読むのにストレスでした。
毎回、戦闘シーンが傷つきすぎで痛々しかった。(特にゾロ)
強さを取り戻したことによって、ルフィーも元々ののんきさ、天真爛漫さが多く描かれるようになったように思います。
やはり主人公たちは強くなくては。
新世界を進む中では苦戦もあるのでしょうが、より安心して読み進められそうです。
個人的には、それぞれのメンバーが 2 年間どんな修行を積んでいたのかというスピンオフを別で描いてくれるといいんだけど、と期待していたりします。
環境が生んだ化物
フカボシの
「人間たちへの”報復を”と魚人族の怒りを背負い…!!
その矛先を”魚人島”に向け…!!
支配するつもりだった”魚人島”を今 消し去ろうとしている!!
ー 共に”魚人島”で育った仲間達を見捨てて!!
誰よりも強く人間を恨み抜き!!!
そうまでして事を成してお前に一体何が残る!!!
過去 お前の身にどれ程の事があった!!?
人間は一体 お前に何をした!!!」
という問いに
「何も」
と答えたホーディ・ジョーンズ。
これは恐ろしい。
これは他人ごとではないな、と。
仲間や親の他人に対する恨み言などを聞いて育ったことによって、
本来、自分自身が何も被害を被ったこともないにもかかわらず、相手を悪いものとして思い込む。
過去、人類が繰り返してきたことでもあろうことだろうと思います。
このエピソードからわたしたちが学ぶべきは、
他人のことを話す時、
話し手側としては、自分の仲間(友達や子ども)に不要の感情(怨みや怒り)を植えこむようなことは慎まなくてはいけないし、
聞き手側としては、自分の目や耳で体験したことをこそ信じるようにしなくてはならないでしょう、
ということだと思います。