やはり蓮舫行政刷新相は何も学んでいなかった | 20110621 日経産業新聞朝刊企業１面、「スパコン世界一、産業競争力に直結 開発費は重く、国家戦略が必要」より

まず、喝采を送りたい、「素晴らしい」と。
何に対してか、もちろん、理化学研究所と富士通が共同開発しているスーパーコンピュータ「京」に対してである。
何を隠そう、この京こそ、蓮舫行政刷新担当相が2009年の政府の事業仕分けで「２位じゃ駄目なんでしょうか」と発言したスパコンなのである。

一方、そろそろ国会議員をやめていただきたい人がいる。
誰か？
もちろん、先にも書いた蓮舫行政刷新担当相である。

何故、私が蓮舫行政刷新担当相に国会議員をやめていただきたいか？
ことは簡単である。
蓮舫行政刷新担当相はこともあろうか、20日、日本の次世代スーパーコンピューター「京」がスパコンの性能で世界首位となったことについて「ナンバーワンが自己目的化することがないように、学術、産業界の将来の明るい夢に具体的につなげていくことを期待する」と首相官邸で記者団に語ったのだ。

これの何が問題か？
それは「ナンバーワンが自己目的化することがないように」のくだりである。

そもそも、国がこのスーパーコンピューターに対して目的として掲げるべきなのが、世界でナンバーワンになることなのである。

なぜなら、ナンバーワンになることが諸外国に対して、日本の科学技術力が高いというシグナルを送ることになるからだ。
国の発展を考える国会議員であれば、その考え方ができてしかるべきだ。

しかし、蓮舫行政刷新担当相にはそういった国際感覚が欠如しているようだ。
つまり、2009年から何も学んでいなかったのだ。

私はそういった国際感覚の欠如した議員には大臣はもとより国会議員をやっていてほしくはない。この日本の発展が妨げられるからだ。

ちなみに、私だったらどう言ったかといえば以下のようになる。
「ナンバーワンになる目標達成おめでとう！では、次は何に活用できるか一緒に模索していきましょう！」、と。

どうだろう、みなさんはどのように考えるだろうか？

ペタフロップス・コンピューティング―地球シミュレータを原点に“和”のスパコンを求めて

Appendix

“一番を目指さないといけない”、日本製スパコンが7年ぶり世界一：ニュース

コンピュータは科学、材料、機械など科学技術力の結集。今回の結果は、我が国が総力を挙げた結果だ。競争相手が一番を目指す中で、やはり一番を目指さなければいけないと考えている」と話した。

日本のスパコンは世界一ィ！　中国の天河一号を抑え世界最速へ : ギズモード・ジャパン

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