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Uberによる自動運転車の死亡事故をその後、各メディアがどういう「見出し」で報じているかを比較してみた。

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 Uberとスウェーデンのボルボカーが共同開発している自動運転車が米アリゾナで歩行者をはね死亡させてしまう痛ましい事故が起きた。

 なによりも人命が尊いのは言わずともわかっている前提であるが、わたしがひろっている限り現地警察や報道の内容を読んでいるかぎり、自動運転車ゆえに起きた事故であるということは言えなさそうである。これまでの報道が気になったので下記の記事でわたしは内容を追ってきた。

 個人的には人間が運転するよりも自動運転の方がむしろ交通事故は減ると思っている。しかし今後、この事故の検証および報道いかんで自動運転の開発の取り組みが二の足を踏まないか気になっている。

 検証は当事者が行うものであるが、報道は国をまたいで行われるものである。なので報道がどのように行われていくのか、少し記録をしておきたいと思った。

 日本において報道を行っているメディアをもれなく集められるほどの余力はわたしにはないが、今日(2018年3月23日)時点で日本の報道がこの事故についてどのように報じているのか「見出し」レベルで比較してみたい。

 ちなみにgoogle:Uber 死亡事故をGoogleでニュース検索して出てきた記事をそのままの順番で並べてみている。

 見出しを見る前に記事についているはてなブックマークの数をみてみると一番はてなブックマークがついているのはなぜかITmedia NEWSであるようだ。

 報じている内容は同じはずなのになぜITmedia NEWSが一番はてなブックマークの数を稼いでいるのか調べてみるのも興味深い発見がありそうだが、ここではそういったことはしない。

 話を本筋に戻したい。こうして「見出し」を並べてみると明らかにひどいのが東洋経済なのがよくわかる。

 TechCrunchやEngadgetなども見出しだけ読むと乗員のよそ見の方に目がいってしまう。

 その点、持ち上げるわけではないが日本経済新聞はこういうあたりは慎重で「検知機能が焦点」という言い方をしている。

 検知機能、つまりはセンサーが自動運転車の中核的な機能であることはわたしでもわかるのでたしかに今後は検知機能の性能如何では避けられた事故なのか、そうでないのかという話が焦点になっていくのではないかなと思われる(個人的にはドライバーが仮によそ見していなかったとしてもビデオを観ている限り緊急回避できなかった事故であるように見受けているからそのように思っている)。

 最後に自動運転車のセンサーの開発競争に言及している記事が日本経済新聞にあった気がするのでこの機会に記憶しておこうと探してみることにした。下記の記事だ。

www.nikkei.com

 「東芝は自動運転車に搭載する次世代センサー「LiDAR(ライダー)」向けに、200メートル先を正確に検知できる技術を開発した。センサーに組み込む半導体を開発し、従来は100メートルだった検知可能距離を2倍にしたという。」と書かれている。

 この記事を読んでいたので、今回の事故に関してわたしが気になっているのは、仮に100メートル先を検知できるセンサーをUberの事故を起こした車両が搭載していたなら避けられていたのではないか?ということだ。今回の事故を起こした車両の搭載しているセンサーはもっと短い距離しか検知できなかったのではなかろうか。そうなるとセンサーの性能如何では避けることが可能だった事故、ということになると思っている。そういうわけで「検知機能が焦点」と見出しで書いている日本経済新聞の記事がわたしは現状の状況を報じるのに的を射た表現なのではないかと思っている。

 その開発競争の記事を見つける過程で下記の記事もみつけた。もう一度読み返しておきたい。

www.nikkei.com

 ちなみに英語でgoogle:uber autonomous carのニュース検索をしてみると、また違ったことが見えてきそうだ。それはまた余力のあったときに確認してみたい。

(了)。