2018年元日も池袋西武初売りで無印良品の「福缶」を購入した。
元日は池袋西武の初売りに行くことにしている。理由は大した理由ではない。無印良品の初売りで「福缶」を買うことを例年の年始めのイベントにしているからだ。
本稿はタダの手記である。タダ、2018年の無印良品の初売りで「福缶」を買いに池袋に行った際に見たこと、感じたことを徒然なるままに書くだけだ。
池袋西武の初売りは告知上は午前10時からとなっているが、例年初売りに並ぶ人びとが大勢いるためか実際には9時半には開店している。わたしの場合、無印良品の初売りで「福缶」を購入したいだけであるので、午前10時の開店ちょっと前に池袋に到着するように家を出るようにしている。 （大晦日を迎える頃には例年、夜型人間になっているので、元日の早起きはなかなかにキツい）。
定期的に公表される人口動態統計で東京に人口が一極集中しているのが露骨であるが、さすがに元日ともなると都内の電車も空いている。とはいえ10年前、20年前と比較すると直感的にも元日に都内にいる人の数が多い。「みな、もっと帰省すればいいのに。」と思うのは、わたしが東京以外帰るところのない生粋の東京人だからかもしれない。
9時40分ごろ池袋東口に出る。池袋西武の無印良品には地下からもいけるようだったがなんとなく癖で一旦東口にでてしまったのだ。東口の外に出るまでの間に池袋西武のなにがしかの初売りに大勢が行列をなしていたが、一体なにを買おうと並んでいたのかはわからないし興味ない（仮にわかったとしてもわたしは並ばないのであえて調べないようにしている）。
明治通り沿いに歩いて無印良品へ向かう。このとき、池袋東口で外に出たところでおもむろに喫煙しているジイさん（60-70代に見えたが、もしかしたら50代だったのかもしれない）にタバコの煙を吐きかけられた。もちろん池袋東口は禁煙エリアだ。元日で人が少ないせいだろうか、この後も何人か駅周辺で歩きタバコをしている人間とすれ違った。元日早々、人の少ない街なかをブラブラしている人間などというものにはロクな人間がいないのかもしれない。そういった現実を突きつけられると自分もその同類項としてみなされている可能性もなきにしもあらずと多少なりともショックを受けるものだ。
余談だが池袋駅のある豊島区はもともと小池百合子現都知事が衆議院選で出馬していた東京10区である。元日早々、こんな喫煙天国な豊島区を代表していた人間が都政を担っていて、2020年の東京オリンピックまでに受動喫煙ゼロなど実現可能なのだろうかとも思わなくもなかった。
2018年の福缶はレジ待ちはあるも、ほとんどストレスなく手に入れることができた。
閑話休題。そんな元日早々歩きタバコなどしている腐れ外道について言及することは本稿の趣旨を逸脱する。なので無印良品の初売りで「福缶」を購入した記録に話を戻したい。
池袋東口を出て、右手に明治通り沿いを歩いて行くと、外から池袋西武の無印良品に着くことができる。2年ほど前は明治通り沿いに行列ができていたのだが、無印良品が初売りでの福袋の発売をやめ、ネット販売にしてくれた効果もあって外に行列はゼロだった。
今年（2018年）の池袋西武での無印良品の初売りはアウトレット商品と「福缶」の発売に限られていた。2018年1月11日までのセール品などもあるようだったが、それは個人的には初売りで別に急いで買わなくともよい。
池袋西武の無印良品に明治通り沿いの外側から入店し、初売りの会場は2階の特設会場だった。
レジには行列ができていたがアウトレット商品と「福缶」を買い物カゴに入れるのは待ち時間ゼロですんだ。
レジの行列はそれなりのものがあったが、それでもレジ待ちは10分ほどだったように思う。9時40分に池袋東口に出て、10時には買い物を済ませて帰路につくことができたのでかなりスムーズだったと言っていいだろう。
10時に無印良品をあとにして、少し池袋周辺を散策してみることにした。普段の池袋は人が多すぎて駅周辺を散策しようなどという気がまるで起きなくなってしまっているのだが、人が少ないので散策するのには絶好の機会だと思ったのだ。
2018年元日の池袋は普段が嘘のように人が少なくて大変よかった。
数枚駅周辺で写真を撮った。
※無断転載お断り。
東口五差路。元日の午前十時過ぎの一枚。普段だったらこのあたりは人でごった返していて気持ちのいい場所ではない。普段を知っている方であれば、いかにこの五差路に人がいないか分かってもらえることだろう。
※無断転載お断り。
ここはグリーン大通りから日本政策金融公庫池袋支店の前をサンシャイン通りに向かって路地をはいったところにの交差点だ。ここのあたりも普段だったら午前十時にこんなに人通りが少ないということはまずない。
あえて三が日に初詣など人がごった返すところへ行くのを避けているわたしだが、おかげで普段だったら人がごった返しているところで人が少ない普段とこなる情景をみることができた（人が少なくなると歩きタバコなどのマナー違反が目立つのは困りものなのだが...）。
みながみなそれぞれ思い思い行動をするようになったら特定の場所に人がごった返すようなことがなくなってよいように思うのだが（それは仮想空間に行き場所を求めるというのでももちろんいいわけだし）、そういうことが今後起こりうるのか興味は尽きない。
元日に初売りするということがなくなるかどうか（個人的には元日は社会インフラ的なものに従事している方以外、例外なくどこも休めばよいと思っている）も含めて今後も元日の外の東京の観察は続けていきたいと思っている。
（了）。
