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「情報公開で国が滅ぶ理由」を読んだ感想。

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 下記のエントリが話題だ。

kawango.hatenablog.com

 端緒となっていたのは下記のツイートであったようだ。

 「情報公開で国が滅ぶ理由」と銘打っているのだが、実際のところは「国が滅ぶ理由」については明快な言及はなく、情報公開のデメリットとメリットが少ないことについて書いている印象だ。わたしの解釈が間違っていたら許してほしい。

 長文だったので正しく解釈できたという自信がない。そんなわけで書いてあったことのポイントを書き出して解釈を自分なりに整理してみることと、それに対しての感想を簡潔に書き残しておくことにした。

 まずデメリットとして言っていることを箇条書きで書き出してみようと思うのだが「情報公開をする事務作業が非常に膨大になってしまっていること」のひとつだけしか言っていないような気がする。ゆえに「現行の情報公開制度は、請求する側がすごく気軽に国の最も優秀な人材にすごくくだらない無駄な仕事をさせることができるという仕組みになっている。」ということだろうか。

 これが「国が滅ぶ理由」という話なのだとしたら、大げさかなというのが個人的な見解だ。

 メリットが少ないという部分も要約するとデメリットで指摘されているような事務作業が膨大なわりにでてくるものが「黒く塗りつぶされて主語と目的語の多くが消えたどうやら日本語だということは分かる文章」であり「本当の問題があったとしても」見つけることが難しい。ゆえに「重箱の隅をつつ」くことに終止してしまうということだろうか。

 まとめると「情報公開制度は生産性が低いので、やるだけムダ。」と言っているようにわたしには読めた。

 ならば情報公開制度の生産性をあげるためにどうしたらいいかを考えることが生産性のある議論かなとも思うものだ。

 必要なのは問題があるなら解決に前向きに取り組むことであって、ダメだからいらないという話ではないだろう。

 実際、当該エントリについても「情報公開で国が滅ぶ理由」というわりに最後は「いったい情報公開によって社会をどうしたいのか、現状の制度ではなにが起こっているのか、これからどうなるのか、情報公開=絶対的な善という思考停止に陥らず、冷静な議論が必要に思う。」といった締め方をしているので、「情報公開=絶対的な善という思考停止」をしないでよりよい情報公開制度のあり方をキチンと見定めていこうよ、という提言のエントリだったのかなと前向きに解釈してみた。

(了)。