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「NARUTO―ナルト― 55」の感想

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NARUTO―ナルト― 55 (ジャンプコミックス)

感想

  • 第四次忍界大戦が開戦。

物語も終盤にさしかかり、これまでの悪玉善玉大集結という展開。それを可能にした穢土転生の秘密が初めて明かされる。13巻で四代目火影を転生できなかった説明など都合のよい後付というふうにとれなくもなかったが、わたしはなかなかうまいと思った。終盤も楽しめそうである。ただ、お決まりのごとく、復活キャラは弱い…。

  • 主人公のナルトは修行中

ドラゴンボール以来ありがちな物語引き伸ばしの展開。ナルトで登場する強力な術にはほとんど制約(トレードオフ)が設定されているのだが、本巻で明らかになった尾獣チャクラモードも例外ではなかった。物語中で使われる段に至ると、さほどその制約が大きく影響することがない傾向も続いているので、制約はむしろ設定しないほうが、物語としての自由度があがり面白くなるのかもしれないと私は思っている。

穢土転生の秘密
  • 二代目火影が考案し、大蛇丸が完成させた。
  • 口寄せの術に分類される。死者の魂をあの世である浄土から、この世、穢土に口寄せする
  • 蘇らせたい人間の体の一部が一定量必要。
  • 魂が浄土にない者*1、体の一部をえることができなかった者は穢土転生できない。
  • 生きた人間を死んだ者の魂の器にする。
  • 術者にリスクはない
  • 解除の方法
    • 術者を殺しても解除されない。
    • 術者に幻術をかけて、戌・午・寅の印で解をさせる
    • 穢土転生達の魂を封印する
尾獣チャクラモードの制約
  • 使用時には、ナルト自身のチャクラを九尾にとられていってしまう。
    • ナルトチャクラを一旦棚上げして使用するため。
    • 尾獣チャクラモードを使用中はナルトチャクラが取られ続けることになる。
      • ナルトチャクラが0になるとナルト自身も死んでしまう。
  • 九尾から綱引きで獲得したチャクラ量にも限りがある。
  • チャクラのやりとりは己と尾獣の間で交渉して決めるものだが、九尾はそんな交渉にのってくるタイプではない。

あらすじ

第四次忍界大戦開戦! “暁"を迎え撃つべく部隊編成を進める忍連合軍。ナルトを守るべく我愛羅は、全軍を鼓舞する演説を行う!! 一方、マダラに協力するカブトの穢土転生により、強力な忍達が次々と蘇り始め!?

*1:魂そのものを別の場所に封印されている場合など