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ビジネス書を読んでもデキる人にはなれないの読書メモ

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今日は、読了本の読書メモを少しづつ公開していこう - #garagekidztweetz で告知している、溜まっている読書メモの公開 7 冊目、「ビジネス書を読んでもデキる人にはなれない」の読書メモを公開します。

はじめに

この本の主旨とは?
昨今のビジネス書界隈の話題をナナメに切り取り、生温かく概観してみようというもの

ビジネス書を読んでも、どうしてデキる人になれないのか、その理由を一緒に考察する

第一章 ゼロ年代のビジネス書幻想

▶ ビジネス書で扱われるトピックはバリエーション豊富

ビジネス書とは?
ビジネスパーソンを主な読者対象に設定した、ビジネスに関連するさまざまな話題を取り扱う、本のジャンルのひとつ

ビジネス、経営、経済、ビジネス資格 ー14

▶ ビジネス書は低迷する出版市場の救世主?

1996年をピークに書籍・雑誌の推定販売額は衰退の一途

その中でもビジネス書は厳しいながらも比較的堅調

薄く広く収益を上げていくような販売戦略

▶ 不況だからこそ売れるビジネス書

ビジネス書は文字通り仕事に関わってくるという心理が働く

▶ 書き手不足…とは言うものの

旧作の焼き直し、ネタの重複
書き手不足はまた、ビジネス書の著者としてデビューするというハードルを著しく低下させてしまう

著者のバックグランドの変化
優れた実績を残した経営者、ビジネス関連領域を学術的に研究した大学教員といった学識経験者が中心

ゼロ年代以降
ビジネスコンサルタント、アナリスト、評論家
→自己承認欲求をギラギラさせながら、パーソナルブランディングの道を突き進んでいるような著者および著者になりたい人たちが妙に鼻につくようになってきた

ビジネス書の著者という肩書きを活用して、セミナーを開いたり、公演に招聘されたりしながら、それなりに収益をあげていくという派生ビジネスも生んだ

2000…2011上半期までのビジネス書ベストセラーを振り返る
###2000
経済入門書、株式投資入門書
99年10月に株式投資の手数料が自由化
ー 27
###2001
ー29
21世紀最初の年、小泉純一郎が内閣総理大臣に
痛みを伴う改革
アメリカ同時多発テロ
###2002
速読術に関する本が人気を集める ー32
非常識な成功法則
###2003
のちのビジネス書ブームの端緒 ー34
ポッと出感のあるビジネスコンサルタント、本業の実態が見えてこない若手経営者が増えていく
自己啓発+仕事術+ロジカルシンキングの盛り合わせ的なビジネス書が跋扈するように。
###2004
新潟中越地震
政治家の年金未納問題
楽天の野球参入
###2005
さおだけ屋はなぜ潰れないのか
同書のヒット以降、意外性で読者の気を引こうとするタイトルづけがビジネス書においてもさらに加速

株価の急上昇
###2006
鏡の法則は著者は泣けなかったと。
###2007
本田直之氏がブレイクした年 ー42
###2008
ゼロ年代ビジネス書界のアイコン・勝間和代氏がブレイクした年
※売れた理由の考察、ざっくりと→徹底したパーソナルブランディングと天井知らずの上昇志向
正統派のビジネス書として読めるのは、氏の2007-2008の著作
:まったく異論なし。もうわたしも氏の意見に新しさを感じない
###2009
リーマンショック、サブプライムローン問題

脳科学はビジネス書なのか?
という疑問
###2010
もしドラを抜きに語れない年
周到なマーケティングと、絶対に売るという強い思い
###2011
ディズニーに学ぶビジネス書という一派

千田琢哉氏
内容は主に、仕事術+自己啓発
:個人的にこの人の本には魅力は感じない。具体性にかけるから。

人気著者におんぶにだっこ、ヒット作に類似した企画や焼き直し本が増えた

第二章 ビジネス書の掟と罠

▶ 自己啓発系ビジネス書のクラスチェンジ

ビジネス書の三大系統
・自己啓発
・成功法則
・ライフハック
:この中でいうとライフハックものにしか価値はわたしは見いだせない

なぜこれらにフォーカスするのか?
これらがビジネス書のどこか眉唾、とこか胡散臭い、どこか薄っぺらいムードを醸成しているから

自己啓発などはキワモノ扱いだったのが、メインストリームになってになってしまった

▶ 本の薄利多売戦略を支えるジャンル

1996年以降、発売点数を増やす形で苦境を乗り越える方向に梶をきりはじめた

矢継ぎ早に新刊を市場に投入することによってどうにか読者を書店やアマゾンにひきつける

ビジネス書が件の薄利多売路線を支えるいちばんの担い手にすらなっている

★すべての自己啓発書や成功本が駄本であるとまではいわないが、かなりの割合で駄本が含まれている
→ビジネス駄本が存在するならば、その多くは自己啓発書や成功本

テーマ自体が抱える抜本的な問題
★ビジネス実務書、経済・ビジネス理論と、自己啓発や成功哲学は同じ軸では語れない
同じビジネス書というカテゴリーに含まれるタイトルであっても別物としてとらえた方がいい
→★前者は必要に応じて読んだ方がよい
後者は箸休め程度に目を通す程度でよい
:わたしもそうしている。たまに実務的なものやビジネス理論的なものばかり読んでいると疲れるので後者を読んでいる

▶ 自己啓発・成功本におけるお約束のストーリー ー62

定番のパターン
1. ざっくりとした問題提起
2. 歓迎、鼓舞、共感や仲間意識の醸成
3. 対処・対応すべき対象=目的・目標の特定
4.目的意識の強化。対応・実現するために何をすべきか→ゴールセッティング
※ここらあたりで各論へ
5. スケジュールやコスト意識の重要性、継続のメリットを力説
6. 主題の念押し、激励と送り出し

▶ 自己啓発のルーツを辿る

通底するテーマ
それは徹底した自己の肯定とポジティブシンキング

主張の主流はいったいどこにあるのか
ひとつのキリスト教思想に行き着く
→★ニューソート ー68
病は気からに近い思想

そもそも原罪は存在せず、あらゆる人々がキリストを内包している…
従来の禁欲的なキリスト教思想からは異端視

★ジョセフ・マーフィーなどの著作 ー70
→マーフィーの法則と一切関係のない人物

▶ イデオロギーとしてのポジティブシンキング

ポジティブシンキングが生まれた背景
1929以来の世界大恐慌
それに躓いてはいられないという背景

★願望実現の6箇条 ー74
未来形で話をする
性欲が旺盛、などなど

デールカーネギーの
人を動かす
ポジティブシンキングの大洪水
これらを忠実に実践できれば人間関係で苦労することは皆無だろうと思えるような要点ばかり
→そのまま素直に受け入れたら、ただの御しやすいヤツになる
道は開ける
悩みについてフォーカス
人間の持つ弱さを認めながら、どのような心の持ち方をすればよいのかを説いている

[]積極的考え方の力 ポジティブ思考が人生を変える
全体に色濃く滲んでくる宗教色
→自己啓発がキリスト教に密接に結びついたものであるかを知るにはきわめて興味深い一冊

▶ 学問のすすめと並ぶベストセラー、自助論

[]自助論
人間が成長するためには、自らの意志をしっかりともち、努力をすることが不可欠である
自分で自分を助けることこそが重要

★これらのいわゆる自己啓発書の大定番
昨今のビジネス自己啓発書と違い、著者の自慢話やきわめて個人的な挫折体験とその克服話ではない
→歴史上の偉人や成功者の逸話集ばかり、同じエピソードのつくりでも説得力が違う

▶ もはや教典の域に達した7つの習慣

現代自己啓発書界における教典
:この言葉に偽りはない。わたしもそう思っている。

謙虚、誠実、勇気、忍耐、勤勉、節制、これらの原理原則を体得し人格に取り入れる以外に、人が真の成功を達成し、永続的な幸福を手に入れる方法はない
→優れた人格をもつことが真の成功。人格主義。

▶ 7つの習慣のエッセンスを知る

人格主義に基づいた真の成功
そこで、まず必要になるのが、自分の内面を変え、人格を高めていくこと

私的成功を経て自立した人間は、周囲によい影響を及ぼすコミュニケーション能力を備えている。
自立した人間同士で成熟した大人としての相互関係を築き、本当の意味での成功を得る

これに加えて、肉体、精神、知性、社会・情緒の4つの面をいつも気にかけてメンテナンスしたり、ブラッシュアップする必要がある

★依存→私的成功→自立→公的成功→相互依存

自分が変わることでしか環境は変わらない
インサイド・アウトという考え方

7つの習慣をよんで感じるのは盤石さ
ガチガチに理論構築されている
→ただし、世の中そんなにうまくいくんかいなという疑念が起こる
:まったく賛同

▶ ビジネスシーンに多大な影響を与える7つの習慣

ふたつの大きな話題

★ミッションステートメント
それ自体は全くすばらしいもの

しかし、気になってしまうのは、せっかくのミッションステートメントをある種の自己演出、パーソナルブランディングの一環としてアピールの一手段として使っている人がいる

もうひとつは
時間管理のマトリックス
わたしたちの時間の過ごし方は4つの領域に分かれる
緊急度と重要度のふたつの軸

一方、気になるのはあまりにもこのマトリックスを例にだしてくるコンサルタントなどが多すぎること
さも、自分が考案したかのように。
出典もとを明らかにしない語り口

▶ アメリカ的自己啓発のビッグビジネス

ここで紹介した自己啓発書の大定番たちは先入観を持たずに読めば参考になる事柄が多い
→土台にはキリスト教がある

ビジネスシーンで使えるネタ本として読むのもあり

読むことで、現在はびこっている定番自己啓発書の劣化再生版を吟味する審美眼が養われる
:まったく仰る通り。最近、私自身思っていたことがそのまま書いてある。正直、日本人のビジネス書著者にはあまりにもオリジナリティがない。それなのにさも自分が考案したかのような語り口でかかれているのには辟易していた

▶ どこか唐突だったライフハックブーム

2000年代のビジネス書界を概観する上でライフハックの盛り上がりは欠かせない
:わたしも乗せられてる一人だしね

仕事や暮らしの雑事をいかに簡単に、効率よく捌いていくかをテーマにしたテクニックの総称
楽しく、心地よく

アメリカのテクニカルライター、ダニー・オブライエン
200402公演

ハッカーと同じ語源
クラッカーのことではない

▶ Getting Things Done という概念

ライフハックを語る上で書かせない考え方

最大の特徴は
やらなけれぱならない事柄を徹底的に書き出すこと
Todo を全部リストアップしてそれを手帳やGoogle calendarといったスケジューラに落とし込みいつまでになにをやるということを明確に把握しておきましょう。さらには、そのTodoを適宜整理して臨機応変に対応するように心がければ状況の変化に左右されてTodo をうっかりみおとしてしまったり、進捗に遅れが生じたりするのを回避できる

とにかく全部書き出す姿勢が大切

優先順位と締め切り時間が整理されることでトラブルの回避ができる

イメージトレーニング的な効能もある

書き出せ、具体的にイメージしろ、イメージできることは実現できる
→自己啓発的

▶ ライフハックと自己啓発の類似性

自己啓発と地続きな面

宗教的な営みと隣り合わせ
もしくはそれそのもの

自分とは何か、自己と他者との関係性とは、自分は何をなすべきなのか、といったプリミティブな問いは非常に宗教的である一方、自己啓発における基本的な動機付けの要素でもある

ハッカーのカルチャー
1960年代のヒッピームーブメント
ベトナム戦争に反対、愛と平和を唱え、芸術を愛し、自然回帰を標榜
特徴 ー112
:この辺はスティーブ・ジョブズの自伝を読むとよくわかる
1970年代に急激に衰える

コンピューター文化、ハッカー文化は、既存のサブカルチャーと融和し、影響を与え、さらに新たなサブカルチャーを生み出しながら、大きく成長していきました

かたや伝統的なキリスト教へのカウンターパートとして生まれたニューソートとそれに端を発するポジティブシンキング

両者に共通するのは、既存概念や既存の価値観の否定

著者な胡散臭さを感じる
実際、信奉者の中には教えやテクニックを実践することが目的化してしまっている人がいる
:それは否まない

▶ 日本におけるライフハックの牽引役とは?

[]Hacks シリーズ
○○ハックスを一貫して書き続けている書き手は小山龍介氏のみ
:なので、わたしは好感をもって読み続けているのはある

ライフハックそのものはあくまでもちょっとしたコツの集合体
ただし、策におぼれて本分を忘れるといった状況にも陥りやすい

★このちょっとしたコツを取り入れる上で大切なのは、とりあえず試してみて、なんとなく合う、どうも合わないという大まかな印象をもとに適宜取捨選択していくこと
これはいいという方法だけを残していけば、自分なりのハック集が形づくられていく、自然と
→強迫観念や義務感でやるものではない

第三章 ビジネス書というビジネス

▶ ビジネス書は斜陽産業を支える優良商材!?

本章、ビジネス書をつくって売るサイドにまつわる話題

ゼロ年代のビジネス書界の盛り上がりを生んだ理由 ー123
1. とにもかくにも不況
2. 版元も作家もマーケティングや営業に熱心で売るための労を惜しまない
3. ビジネス書関連ビジネスが盛んになり、ビジネス書作家になりたい人が増えた

▶ 大手出版社よりも中小出版社に注目

むしろ中小のビジネス書を主要アイテムとしている出版社のほうがヒット作が多い

ディスカバー・トゥエンティーワン
取次を通さず、全国の主要書店と直接取引を行っている

▶ 良本であれば余計なことをせずとも売れるという奢り

ビジネス書は他ジャンルの本に比べてマーケティングを意識したクレバーな販売戦略で本をつくり売っていこうとする意識が高い

出版は広い意味で製造業
職人気質の押し付けがましいスタンスは通用しなくなってきた
認識せざるを得ないほど市場の落ち込みが激しい

▶ 売れてしまえばこちらのもの…かもしれないけど

あざといといえば、とかくビジネス書はタイトルや表紙の帯などで、極端な表現、ピンポイントで煽る言い回し、ドラスティックな表現を使う
ー言い回し例 ー128

競走は熾烈
まずは手にとってもらうこと、関心をもってもらうことが重要
そのためにこうなっている

このタイトルでこの内容はありえない
実は著者の関知し得ないところでタイトルがつけられたり、大人の事情でねじ曲げられたりしているケースもある

▶ ヒットしている本をパクれ?!

版元でのネガティブチェックが強くなってなかなか企画にゴーサインがでないというケースも増えている

新機軸、新鮮さ、斬新さ、意外性のあるタイトルはなかなか世の中にでなくなり、ビジネス書は同じようなものばかりでつまらないと評されるようになってきた

▶ ビジネス書を書きたがる理由

ビジネス書にかんしては、、
・著者の肩書きをもつことで箔をつけ、自分の本業での宣伝材料にしたい
・パーソナルブランディング、有名になってキャリアアップ

こうしたビジネス書の著者たちが増えたことにより奇妙な志向がビジネス書の劣化を招いた

▶ パーソナルブランディングとしてのビジネス書作家

会社でリストラ対象にならず、転職する場合でも訴求力の高い魅力的な人材にならなければ、ビジネスの世界で生きていけないという風潮

・語学力
・マネジメントスキル
・会計、予算管理
・ITスキル

目立つことありきではダメだといったことが書いてある
→自分を大きく見せることばかり小器用にこなすような輩は個人的にいかがなものか

▶ ビジネス書作家になりたい人たち

チヤホヤが羨ましいという心理 ー142

まず自分の仕事をしろ、と

▶ ビジネス書作家エージェント/コンサルタントの怪気炎

出版セミナーに参加する人たちの話
しかも有料
5000−10000円/月

アマゾンキャンペーン

▶ 売るための努力を怠らないビジネス書村の住人

ビジネス書家たちは横のつながりが強い
ある書家が著書を出せば自分のブログで絶賛する
→馴れ合い

知り合いになりすぎては、言いたいことが言えない

作った本をしっかりと売る、という意識の高さに繋がっているととれなくもない
営業には協力的
勝間和代、書くことよりも売ることに5倍注力すると公言して憚らない

良書も売れなければ意味がない

第四章 ビジネス書に振り回される人びと

▶ 年収が高い人ほどビジネス書を読んでいる…とはいうものの

アンケートの結果 ー154

1年で1冊もビジネス書を読まない人が52%もいる
2年前と少し古いデータ
→これを多いととるのか、少ないととるのか

年収500万円に満たない人の割合
男性 60.9%
女性 90.9%

まあ、そうだよね、そんなにビジネス書なんて読んでいられないよね
が著者の意見

▶ 現場のビジネスマンたちの証言から見えてきたもの

著者の略歴

昨今は、ビジネス書がブームであるという言説に触れたときに感じていたざらつき、違和感の正体

・ビジネス書はあまねくビジネスパーソンに読まれているわけではない
・出版業界関係者や一部の著者がいうほどビジネス書はブームではない
・冷静な視点からビジネス駄本から距離がおかれるようになってきている

▶ どんどん読んでアウトプットせよというアジテーション

とある会社員の証言 ー166
→ビジネス書疲れの例

▶ 無い袖を無理に振るってでも読まなきゃダメ!?

ビジネス書の中には、純粋な読者をそそのかすことで商売を成り立たせている本が含まれている

読者の危機感を煽っている

ビジネス書を読むことが成功への第一歩であり必須条件であるかのように歌い上げ、次から次へ読まないといけないようなムードをつくっている

読書は大切
ただし、これはあくまで一般論であり、適度な運動をすることはカラダに良いという程度の指摘でしかない

月に5万円も本代をかける人が果たして労働人口の何割にみたるのかを冷静に考えてみる
ー172

現実的には月に5000-10000円程度の本代を用意できたら御の字

▶ ビジネスマン書を読むのは置いて行かれたくないから

ビジネス書を使いこなすのではなく、ビジネス書にアゴで使われているような状況に陥っている人は正直、痛々しくて見ていられません

読んでいないと不安という心理

▶ そして今日も、ビジネス書は不安感を煽る

何事も度を過ぎた状態を続ければ、やがて破綻をきたす

ビジネス書を参考にするのはいいとして、変に影響されてしまい、職場の人間関係を悪化させてしまったり、プロジェクトの進捗に支障をきたしては意味がない
ー 187-188になかなか耳の痛いエピソード

問題意識をもつのは悪いことではありません。自分なりの課題を見つけて、それを乗り越える意識を持たなければ成長も望めないでしょう
→しかし、そこで曖昧な不安感を募らせて、それに翻弄される必要はない

意識を高く、目線を上に、そんな煽りを見聞きしたときこそ、まずは自分の足元を冷静に見る

第五章 そこそこ賢いビジネス書との付き合い方

▶ 意識の高いビジネスパーソン(笑)のようなもの

意識の高い学生の例 ー195

その社会人バージョンが相当な高頻度で備えている属性のひとつがビジネス書が大好き
→その特徴 ー199

パッと見のなんか仕事できそうというイメージを醸すことには成功しているがどこか実態が伴わない印象の人
:自分のまわりにはあまりいないかもしれない。本当に単純にできない人はたくさんいるが。

ビジネスパーソン風味の痛い人

▶ ビジネス書中毒からの生還

ー202
まずは、周囲の人に学ぶ、という形に意識を変えた
自分の業務に反映させたり応用したりするにはどうしたらいいかを考える
座学には限界がある
:まあ、だからアウトプットしてみることが大事なんだが…。アウトプットの意味を勘違いしている人が多いのかもしれない。

幅広く読書しようということ
:なんて当たり前な…

▶ そもそも、なんのために読むんだっけ…?

ビジネス書は自分が主体に使いこなしてナンボ。間違っても、依存するような対象ではないのです。

読んだだけで、勉強した、成長した、きっかけをつかんだ、気づきを得た、と惑わされてはならない
:アウトプット、アウトプット…

★読者としての一番の方策は、
・安直な煽りに乗らないこと
・どんな目的をもってビジネス書を読むのかをよく考えながら目を通すこと

▶ 結局、本質はいまも昔も変わらない

[]知的生産の技術
★やってみなければまったく無意味
:それがアウトプット。自ら手を動かして試行錯誤することこそが大事。

▶ スタイルばかり真似したところで…

ライフハックは得てして手段の目的化になりがち

道具を揃えれば、仕事ができるようになるわけではない

俺、ガジェットが好きだし、オモチャを身の回りに置く感覚でそれらを買い揃えているんだよね
:まさに、わたしはそんな感じ。ただ楽に生活をしたいだけ。

趣味や道楽として考える方がよほど健全。

▶ 自己啓発という名の麻薬

自己啓発書や成功本は往々にして、自分が変わる、成功者になれるといった暗示的な高揚感を醸成し、ある種の万能感やナルシズムを植え付けます。

鰯の頭も信心から
という考え方もできる

自己啓発書の歩みを見ると、何冊かの原典ともいうべき定番タイトルに行き着く
→ゆえに原典にすでに語り尽くされていることが多い

厳選するなら、
7つの習慣
思考は現実化する
の2冊

自己啓発書
畑にまく肥やしのようなもの
よんだからといってすぐに生活がよくなるわけでも業務スピードがアップするわけでもない

読んでみてしっくりこない部分はそこは軽く読み飛ばして無理に実践しないことも大事

▶ 量よりも質を重視した読書

一部の定番タイトルを除いて、個人的には自己啓発書や成功本なんて読まなくてもいい
:同意見。読むにしても息抜きくらいのつもり。

拾い読みでは、数多く読むことが目的になってしまわないか

そもそも拾い読み程度ですんでしまうような本なら読まなくてもよいともいえる

重要なのは、読みたいときにバイブルとなるような本が、手にしやすい場所、その本がパッと目に入ってつい手にとってしまうような場所に本を置いておくことでしょう
:電子書籍ではなかなかそれが難しいんだけどね

▶ 目次は途中や読後にも読むべし


本編を読み始める前に、しっかりと目次に目を通しておきましょう
よくいわれることだが、ハイレベルのテクニック

▶ 内容にツッコミながら読む愉しみ

つまらないと思った本を楽しむための工夫

本との対話

こいつ、バカじゃねーのありえねー、でもよい

▶ 読むんだったら日本の偉人本・社長本

234にリスト

偉大な先人たちの言動から、日本の美徳、働くこと・稼ぐことの意味、人間同士の繋がりの大切さ、自らを鍛え、伸ばし、成長していくうえで、必要なメンタリティーなどたくさんのことが学べる

著者のオススメ
[]成功は一日で捨て去れ

第六章 ビジネス書を読んでもデキる人にはなれない

▶ 成功ってなんなのさ

虚飾にまみれた自慢づくしの成功譚ばかり聞かされても、最終的にはイラつきしか覚えない

安直な成功なんてありえない

ビジネス書を読んでも成功できない理由、読めば読むほど窮屈に思えてくる理由

やる気やポジティブ志向を煽るだけ煽って前のめりな姿勢にさせる一方で、その結果生じる願望と現実のギャップの存在を正面から解説してくれず、それを乗り越える困難さや痛みを説明してくれない

コンビニで売っている栄養ドリンクのようなもの

▶ 今、目の前にある仕事を粛々と…

身の丈にあった視点で、ちょっとだけ上をめざすことをコンスタントに続けていく、それを積み重ねることにより、気がついたら予想外の高みに到達できていたという展開だって考えられる

▶ ビジネス書を書く資格

成功者を目指す前に、ひとりの実務者として、いまの自分の世界のなかで認められること
その上で、いまの場所でがんばるか、ほかの場所を見つけられるのかといった選択をするのが適当何じゃないでしょうか
:異論はない。

自らの体験、自ら真摯に学び取った事柄を実務者として語るからこそ、本の内容に説得力が備わってくる
そして、ひとりの人間が語れる実務体験には、やはり限界がある

1冊目を読んでみることが重要

▶ ビジネス書からの卒業

失敗や、ままならない事柄に直面したとき、試行錯誤する手間や痛みをいとわないこと
失敗から学んで、しっかりと自分の足もとを確認しながら自分なりの経験則を積み上げていくこと

ビジネス書だけが本ではない
ビジネスに役立つことはビジネス書だけのなかにあるわけではない

目的はビジネスに端的に関わることだけに限定してみてはどうか
楽しみ、知的好奇心を満たすことを目的にした読書だって当然ある
→もちろんビジネス書だってそういう付き合い方をしたっていい

★至極当たり前のことだけばかり書き連ねていますが、ビジネス書にドップリな御仁には、こうした当たり前のバランス感覚に欠けている人があまりにも多いように感じます。

ビジネス書に中途半端に感化される前に、会社や取引先など自分の身近で関わる人たちから学べることがたくさんあるはず。
何気ない日常の生活のなかにも。

ビジネス書を使いこなすのではなく、ビジネス書に使われるような読み方からそろそろ卒業しましょう

参考文献

▶ 本の薄利多売戦略を支えるジャンル
▶ 自己啓発・成功本におけるお約束のストーリー
▶ 自己啓発のルーツを辿る
▶ イデオロギーとしてのポジティブシンキング
▶ 学問のすすめと並ぶベストセラー、自助論
▶ もはや教典の域に達した7つの習慣
▶ 7つの習慣のエッセンスを知る
▶ ビジネスシーンに多大な影響を与える7つの習慣
▶ アメリカ的自己啓発のビッグビジネス
▶ どこか唐突だったライフハックブーム
▶ Getting Things Done という概念
▶ ライフハックと自己啓発の類似性
▶ 日本におけるライフハックの牽引役とは?

第三章 ビジネス書というビジネス

▶ ビジネス書は斜陽産業を支える優良商材!?
▶ 大手出版社よりも中小出版社に注目
▶ 良本であれば余計なことをせずとも売れるという奢り
▶ 売れてしまえばこちらのもの…かもしれないけど
▶ ヒットしている本をパクれ?!
▶ ビジネス書を書きたがる理由
▶ パーソナルブランディングとしてのビジネス書作家
▶ ビジネス書作家になりたい人たち
▶ ビジネス書作家エージェント
▶ コンサルタントの怪気炎
▶ 売るための努力を怠らないビジネス書村の住人

第四章 ビジネス書に振り回される人びと

▶ 年収が高い人ほどビジネス書を読んでいる…とはいうものの
▶ 現場のビジネスマンたちの証言から見えてきたもの
▶ どんどん読んでアウトプットせよというアジテーション
▶ 無い袖を無理に振るってでも読まなきゃダメ!?
▶ ビジネスマン書を読むのは置いて行かれたくないから
▶ そして今日も、ビジネス書は不安感を煽る

第五章 そこそこ賢いビジネス書との付き合い方

▶ 意識の高いビジネスパーソン(笑)のようなもの
▶ ビジネス書中毒からの生還
▶ そもそも、なんのために読むんだっけ…?
▶ 結局、本質はいまも昔も変わらない
▶ スタイルばかり真似したところで…
▶ 自己啓発という名の麻薬
▶ 量よりも質を重視した読書
▶ 目次は途中や読後にも読むべし
▶ 内容にツッコミながら読む愉しみ
▶ 読むんだったら日本の偉人本・社長本

第六章 ビジネス書を読んでもデキる人にはなれない

▶ 成功ってなんなのさ
▶ 今、目の前にある仕事を粛々と…
▶ ビジネス書を書く資格
▶ ビジネス書からの卒業

参考文献

255ページ、1日50ページほど読めるので、5日ほどで読めそう
読了:12:18 3/21

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