ちょこっとですが GlusterFS 、 OpenStack とどちらも Redhat に買収されてしまったプロダクトを触っていたりしているので、 Redhat の話はきいておいたほうがいいだろうということで Redhat Forum 2014 に参加してきました。
ちなみに概要は以下のとおり、ひさびさに恵比寿のウェスティンホテルにいってきました。
- 開催概要
- 日時
2014年10月10日(金) 9:00~(受付開始:8:00~)- 会場
ウェスティンホテル東京- 主催
レッドハット株式会社
9:00am からの丸一日のイベントで、結構な量のメモをとってきたので、ブログエントリは 2 つに分けて公開しようと思います。
というわけで、こちらは午前の基調講演のメモを公開するエントリです。 (ちなみに続きはこちらね。)
では、最初に軽く基調講演のわたしなりの雑感を書いておきます。
雑感
- 基調講演で記憶に残ったのは、 Redhat の日本法人の代表取締役社長 廣川裕司氏と米 Redhat CEO のジム・ホワイトハースト氏の両氏が言っていた以下の 2 点でした。
- OSS によるオープン・イノベーションを Redhat 社が支援する(ベンダーとユーザーの橋渡しをする形で)と言っていたこと
- Redhat 社が今後注力していく事業の大きな3つの柱は、「ビッグデータ」「仮想化」「クラウド」だと言っていたこと(詳細はメモ中に)
- それぞれに関する個人的な雑感は、
- 前者に関しては、 OSS のサポート(サブスクリプション)を売りにして食べている先駆者である RH さんがいうとそれなりの説得力があるな、と思ってきいてました。
- 後者に関しては、今回のイベントに関して言うと、セッションの内容から見ても 3 つの柱とはいいつつも今はクラウドの部分に主眼が置かれていて、主に OpenStack に注力しているんだよね???といったところでした。ビッグデータという言葉の中でとりあげられた GlusterFS のセッションはなかったですし、仮想化としてあげていた中で言うコンテナ技術のセッションもほとんどなかったように思います( Docker のセッションがひとつふたつあったみたいですが)。とくに GlusterFS に関しては むしろ最近買収した Ceph の方に関心が Redhat 社としては関心が大きいのかな?( Ceph のセッションはあった)と思うようなところもあったので、やる気がそんなに大きくはないんじゃないのかなぁと疑問符が並びました。
まあ、こんなところです。
では以降にわたしがとってきた基調講演のメモを残しておきます。
【K-1】 9:00~11:45 基調講演
開発の挨拶(RedHat 株式会社代表取締役社長 廣川裕司氏)
- 大阪で一昨日、東京で今日
- 特別協賛 intel
- 23 他のパートナー
- 名実ともに日本最大の OSS event
- 3,300 tokyo, 300 Osaka
- Keynote 2 Tokyo, 1 Osaka
- Exec session 4 Tokyo, 2 Osaka
- Breakout session 35 session
- 23 Sponsors
- Redhat 社の概要
- Boston Base
- 21 年目、日本では 15 年
- 仮想化および Cloud, GlusterFS を加えた 5 大事業
- 継続かつ安定した事業成長
- サブスクリプション契約売上前年比 19% 増
- 50 4半期連続成長
- OSS 業界では Redhat だけではないが
- 圧倒的な OSS の開発力 (Redhat という話ではなく)
- 1 Million developers (OSS 全体の話)
- 100,000 を超す project
- OSS によるイノベーションを Redhat はオープンイノベーションと呼ぶ
- 一般的な定義と違う
- 市場における Linux OS のシェア
- 2014 時点で 23%
- Redhat Migration Program をドライブさせている
- メインフレームからの移行推進
- Windows Server からの移行支援
- 詳しくは Web で・・・
- MW の成長
- JBOSS
- ビジネスルール、ビジネスフローでも Redhat のちからが発揮されるようになってきている
- 2014 年の重要戦略
- 3 つのソリューションに注力
- ビッグデータ
- File Storage
- Gluster, Ceph
- File Storage
- 仮想化
- コンテナ技術
- MW の強化(軽量、高速化)
- Cloud
- IaaS ソリューションとして OpenStack
- PaaS OpenShift で devops
- ビッグデータ
- 3 つのソリューションに注力
- RedHat が 3 つのソリューションに注力しているっていうのはなるほどだったんですが、ではなぜ今回のイベントが OpenStack に主にフォーカスしたかたちで行われたのかという説明がなかったな、と。
すべてはクラウドへ(米 RedHat 社 CEO ジム・ホワイトハースト氏)
- Talk where the innovation comming from, the source.
- Tech, Innovation
- fundamental shift of the architecture
- implementation of bigdata (analytics)
- Talk Why the the technology is happening, the background.
- Cloud and Users shift (participation)
- Shift to Closed to Open
- Cloud era, Open innnovation
- Not vendor but User driven implementation
- Those who only using OSS products
- paypal
- Those who only using OSS products
- Difference between Open and Proprietary Innovation
- Power of the OSS
- All happening from OSS
- talked about Docker, Hadoop a little
- so many participants
- Cloud, Bigdata, Mobile, Cloud apps are running on top of
- 100,000+ OSS project
- OpenStack, S Cloud, Gnome, Hadoop, OpenJDK, OpenShift Origin, Linux Kernel, Apache Project, Android SDK, Spacewalk
- Not sure what project become successful, but some project emarge the user become successful and also become standard.
- 100,000+ OSS project
- Cloud, Bigdata, Mobile, Cloud apps are running on top of
- So choice of the tech = choice of the innovation
- All happening from OSS
- Power of the OSS
- かつてないほど複雑化、重要化する IT の役割
- Open Innovation Negative side
- IT sometimes too powerful, too much consumed
- So that the reason Redhat is choiced
- お客様、コントリビュータ、パートナーのコミュニティの先導役として互いの橋渡し役をする
- do it for vendors and do it for customers.
- we don't need to commercialize.
- ex. OpenStack, Hadoop
- Redhat bridge vendor to enterprise users
- お客様、コントリビュータ、パートナーのコミュニティの先導役として互いの橋渡し役をする
- Open Innovation Negative side
- Redhat's busineess model
- purticipate
- integrate
- safen
- エンタープライズの成功を促進するオープンイノベーション
- KVM -> Redhat Enerprise Virtualization
- GlusterFS -> Redhat FS
- SPACEWALK
- RDO
- fedora
- ManageIQ
- JBOSS Communityr FuseSource
- origin
- Redhat's Technology
- Infra
- MW
- PaaS
- Cloud management
- Storage
- Openstack and virtualization
- Open Hybrid Cloud
- they have technology stack for each
- physical server
- virtual
- private cloud
- public cloud
- they have technology stack for each
- Wrapup: 5年後に貴社にとって戦略的な Cloud サプライヤになっているとおおう企業はどこですか? (80answers)
- Redhat 15% (third positon, first is Amazon)
- どの組織も単独ではテクノロジーの将来は予測できない、しかし Redhat が連携すれば可能
- OSS company so that they have a wide tech stack.
- OSS のサブスクリプションを売りにしてきた企業だけにビジネスの成長にはアジリティーが必要ということをすごく意識しているんだなぁということが伝わってくる内容でした。
- 基本的には、 RedHat サイコーだから安心して契約してっていう内容でしたね、当然ですが。
Redhat Strategy and Vison(米 RedHat 社 アレサンドロ・ペリーリ氏)
- Talk about the problem of what you are facing everyday
- The risk is extension 絶滅.
- Towards a frictionless IT
- just stay working
- Serving and protectiong the business
- Towards a frictionless IT
- The risk is extension 絶滅.
- Redhat is now thinkig to realize frictionless IT
- to cope with dev, ops and biz.
- Ease of use
- e.g. OpenStack VM
- Integration
- e.g. understanding the challenge of Kubernetes and Dockers
- Innovation
- challenge to make customers to say Redhat is a innovative company.
- Ease of use
- to cope with dev, ops and biz.
- This is just the beginning
- the world is already hybrid
- SaaS, PaaS, IaaS
- Public, On-Premise IT
- the world is already hybrid
- Writing apps faster, deploying apps faster.
- devops methodology
- amazon's example
- so they focusing on CONTAINERs technologies.
- OpenShift by Redhat
- running on RHEL Atomic
- Serving Docker images
- etc...
- in future, where will customers run your apps?
- IoT
- ビジョンの話といいつつ、あまりビジョンの話はしてないセッションだったな、という感想です。
日産自動車のグローバル IT 戦略「VITESSE」とオープンソース活用によるビジネスイノベーション (日産 行徳セルソ氏)
- Private Cloud Platform として OSS 利用
- Platform: JBOSS
- Common Service: EBS, Bigdata(HDP)
- R, SAP HANA, Tableau, etc...
- Leaf 走行データ分析
- 故障早期検知システム
- Apps: maven, Jenkins
- 話の 3/4 は日産の車の宣伝だったです、、、、わたしはこの講演までで基調講演は退席しました。
メモは以上です。
次回は、同イベントのわたしが参加した午後のセッションのメモについて書こうと思います。
では今回はこんなところで。
で、続きはこちらに書きましたよ、と。
参考:
- 資料ダウンロード
バーチャルフォーラムにログインできれば資料がみられるようになっています。(Slideshare 等で公開してくれたらいいのに、とは思うんですけどね)
あわせて読まれたい
- マイナビニュースITサミットの伊藤直也氏の特別講演がとてもよかった!
- #hcj2014 Hadoop Conference Japan 2014 で主に SQL on Hadoop の話を中心に聞いてきました(超個人的総括エントリ)
- #hcj2014 並列SQLエンジンPresto - 大規模データセットを高速にグラフ化する方法のメモ。
- 法被を脱いで最終形態になった @shiumachi 氏が最強だった #hcj2014 Evolution of Impala - Hadoop 上の高速SQLエンジン、最新情報のメモ
- Spark Beginner にもやさしかった #hcj2014 A Deeper Understanding of Spark Internals のメモ