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日本経済新聞記事「世界市場の急変リスクに備える 外国人投資家の視点で」を読みました。

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 北朝鮮から弾道ミサイルが発射されるのが続いている。米国ではロシアゲート疑惑で持ちきりだ。英総選挙で与党が大敗したり、カタールが中東諸国から国交断絶されたり、世界情勢は安定しているとはいい難い。

 しかし一方で米ダウ平均は最高水準だし、日経平均も2万円前後を行ったり来たりしているとは言え、株価だけみていると長期の好景気にあるように見えてしまう。

日本経済新聞記事「世界市場の急変リスクに備える 外国人投資家の視点で」を読みました。

style.nikkei.com

 そんな中で上述の記事を読んだ。あくまで感覚的なものではあるが、個人的には現状は世界情勢の置かれている不安定な政情を鑑みると一種のバブルだと思っている。バブルはいつか弾けるものだ。いつということに関しては明確に言及することのできる能力はわたしには、ない。しかし、リスクには備えておきたいと思っている。

 「市場の警戒信号」を見逃さないための指標に「恐怖指数」と呼ばれるVIX指数がある。相場の予想変動率を算出したもので相場下落時に上昇しやすい。08年のリーマン・ショック、11年夏の米国債格下げで急上昇した。20を超えると「黄信号」とされるが、現在は10.4(5月末時点)と歴史的低水準にある。
引用元:世界市場の急変リスクに備える 外国人投資家の視点で|マネー研究所|NIKKEI STYLE

 記事によると恐怖指数 VIX 指数は歴史的低水準にあるそうだ。相場の予想変動率だから、その視点からみたらたしかに歴史的低水準だとしてもさほどの驚きはない。それくらい見た目のリスクは低いのだろう。

経済政策不確実性指数(EPU指数)は興味深いと思った。

もう一つが経済政策不確実性指数(EPU指数)。世界の主要紙が政策の不確実性を報じた記事数を基に算出する。今年1月のトランプ大統領就任時に同指数(世界)は300の大台を超えた。VIX指数はシカゴ・オプション取引所(CBOE)、EPU指数は指数の開発者らが作るウェブサイト(http://www.policyuncertainty.com/)で確認できる。
引用元:世界市場の急変リスクに備える 外国人投資家の視点で|マネー研究所|NIKKEI STYLE

 もう一つのEPU指数という方が興味深い。こちらをみているとリーマンショック時の2008年9月(EPU指数200)よりも2017年1月のトランプ大統領就任時(EPU指数300)と高い。とても興味深い。リーマンショック時よりも現状の方が世界情勢が不安定であるということが肌感覚だけではなく数字として現れていると思ってもよいということだろうか。

 記事のまとめとして市場リスクにはこう備えるという3か条がまとめてあった。メモしておきたい。(1)まず世界市場のリスク度把握。(2)シナリオを検討、運用方針を決定。(3)基本は長期運用の姿勢で。慌てて売らない。

 当たり前といえば当たり前のことではあるが、この心得は胸に留めおきたい。

 ちなみに個人的には記事中で紹介されている「指数と逆の動きをする『インバース型ETF(上場投資信託)』」については検討する予定はない。

(了。)