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藤原 正彦氏の「日本人の誇り」より学んだ3つの言葉、および違和感を感じたこと、そして自分の意見

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本書は、第二次世界大戦後、 GHQ による罪意識扶植計画により、日本人が日本への祖国愛を失った様を詳細に説明するとともに、どうしたら日本人が失った祖国愛、誇りを取り戻すことができるかということを提言をする内容になっています。

まず私が本著から学びとなった言葉を3つ紹介します。

1. 真髄に辿り着くのは美しいものを探せば良い
真・善・美、それは同一のものと著者は言っています。
真理となるものが美しいということに関して疑念をもつ人はいないのではないでしょうか。逆に、美しくない解、意見、行為というのは、真理でないということにも疑念はないかと思います。本書の場合、これは、GHQが日本人に行った罪意識扶植計画に対してそれが真でないということを説明するために使っていましたが、罪意識扶植計画にかぎらず、私たちの日常生活において美しくないものがあったとしたら、よりよい美しい解があるはずだという疑念を持つことで、よりよい答えにたどり着くことができると思います。

2. 3つの愛(家族愛、郷土愛、祖国愛)が人間の基本、これがあるものは他国の人の同じ想いも理解できる。3つの愛がない者は世界中どこの国に行っても尊敬はおろか尊敬もされない。
最近、「日本は終わっている、海外へ移住する」*1などという人がよくいますが、そういった人は他国へ移住したところで相手にされないであろうと私は思っていました。そのことを得心させてくれた言葉です。

3. 過去の出来事を当時の視点ではなく、現代の視点で批判したり否定したりするのは無為なこと
本書の中では、これは東京裁判のことを指して出てきた言葉ですが、歴史を考える上で普遍的な考え方だと思います。時は流れ行くものなので、その時々により、正しいと思っていたことが流動的になります。歴史の中での出来事に対して功罪を測るには、今ではなく、そのときの尺度ではかったほうが公平であろうということに私は異論がありません。

では次に、私が、本著で違和感を感じたことを2点について話したいと思います。

1. 日本人が誇りを失ったのは、罪意識よりも、現代では甘えによるところが大きいのではないか?

本著では、”日本語では美しいパトリオティズムと醜いナショナリズムを峻別せず、明治以来、愛国心という言葉で両方を表してきた(が) ... 中略 ... 不潔なナショナリズムが高まりすぎ、戦後はGHQによる愛国心の否定と共に2つとも否定されたため、肝心の祖国愛を持つことができなくなった”、そして扶植された罪の意識から”祖国への誇りを育むと軍国主義につながりかねない、戦前の愛国教育と同じではないか”という思考をもつようになったと言っているのですが、私はこれには違和感を感じました。著者の言い分は間違っていないと思いますが、これが当てはまるのは、第二次世界大戦直後に生まれた団塊の世代までだと思ったからです。

団塊ジュニア以降の世代で、どれだけの人が”祖国への誇りを育むと軍国主義につながりかねない"という第二次大戦の罪の意識を持っているか、私には懐疑的です。むしろ、私が団塊以降の世代から感じるのは罪の意識というより、甘えです。日米安保を例にあげるならば、日本の安全は日本人が守らなくても、アメリカが守ってくれると思っている節を多くの人から感じます。普天間移設の件がそのいい例だと思っています。結局は、移設に倒れることになりそうですが、そもそも自国を守る術をもっていないのに、アメリカ軍を国防の要である沖縄からの退去を望み、それでもなおかつアメリカに守ってもらえると思っているのは、甘えというほかありません。沖縄からのアメリカ軍の退去を望むなら著者が最後に言っている自らの国を自らで守ることを決意して実行すること(自らの力で自国を守るだけの強力な軍事力を持った上で、アメリカとの対等で強固な同盟を結ぶこと)がまず先にすることであることは言うまでもありません。

第二次大戦後、 GHQ による罪意識扶植をされたというのは著者の言うとおりだと思いますが、現代ではその罪意識は甘えにまで発展し、その結果日本人は誇りを失ったというのが私の意見です。

2. 日本人に必要なのは、まず独立自尊ではないか?

著者は本著の中で、「日本人本来の和」を「欧米輸入の独立自尊」よりも大切に、といったことを何度となく言っていますが、ここにも私は違和感を感じました。現代の日本人に必要なのはむしろ独立自尊だと私は思ったからです。なぜなら、今の日本人あるのは和ではなく馴れ合い(他人任せ)だからです。

個々人が各々の信念(独立自尊)をもった上で協力して初めて「日本人本来の和」が生まれるのではないでしょうか。であれば、まず必要なのは個々人の独立自尊だと言うことになります。

私は、日本人本来の和というのはすでに失われていると思っていますので、まず取り戻すべきは個々の信念(独立自尊)の精神だと思うのです

最後に、私なりに考えた日本人の誇りを取り戻すための方策について話したいと思います。

期待を寄せるような書き方をしてしまいましたが、根本解決策は私の中にはまだありません。
ただ、具体策はありませんが、日本人の中に根をはってしまった甘えと馴れ合い(他人任せ)を払拭することが根本解決になると思っています。
もし日本人が甘えと馴れ合いを払拭することができたなら、著者の言う、誇りを取り戻すための3つの方法は、自然と行われるように思います。

著者による日本人の誇りを取り戻すには?
1. 戦勝国の復讐劇に過ぎない東京裁判の断固たる否定
2. アメリカに押し付けられた、日本弱体化のための憲法を廃し、新たに、日本人の日本人による日本人のための憲法を作り上げること。
3. 自らの国を自らで守ることを決意して実行すること

最後の最後になりましたが、私も日本が好きです(著者もそうだと思います)。ですので、私は日本がよくなるためにどうしたらよいかを、今後も日々問題意識を持ちながら生きていきたいと思います。

以降は、本著の私の読書メモです。

2011/06/03 12:19:58 日本人の誇り

はじめに

歴史を書くという仕事
近現代史をどう見るかを露わにするということは、自らの見識を露わにするということ

近現代史の見方は右と左に割れている
→一方が他方を罵倒する形になっている
→左右は感情的対立→中間的なことを書いても両者から嫌味以上のことを言われる

その中で一介のおっちょこちょいで無鉄砲な数学者が右でも左でも中道でもない自分自身の見方を恥を忍んで書いた
歴史を失った民が自国への誇りと自信を抱くことはありません

それこそが、いまの日本が直面する諸困難を解決する鍵

第1章 政治もモラルもなぜ崩壊したか

危機に立つ日本

経済→デフレ、財政赤字世界一、GDPの低下
震災
自殺の多い国

対中外交はなぜ弱腰か

国内→政治とカネ
国外→弱腰、特に中国

尖閣諸島ではやられ通し
→歴史的にも国際法的にも日本領であることは明白なのに

素晴らしい学習をした中国はこれからも東シナ海でやり放題になるだろう
政府は中国が尖閣諸島を選挙するなどの暴挙に出れば米軍が助けてくれるとでも思っているのかもしれない

クリントン国務長官は、尖閣諸島は日米安保の対象とは言ってくれたが、だから断固守るとは言っていない

日米安保は、日本の領土がどこかの国に攻撃されたら直ちに米軍が助けに馳せ参じるとはなっていない
↑片務的
集団的自衛権の問題
→アメリカ艦が攻撃されても日本艦は自分が攻撃されない限り憲法の拘束により助けにはでられない
日本は、自国を自分の力で守ろうともせず、安保条約のまやかしにも気づかぬまま、気づいてもそれを正そうともせず守られているという幻想のなかで安眠している

アメリカの内政干渉を拒めない

年次改革要望書 - Wikipedia

年次改革要望書(ねんじかいかくようぼうしょ)は、日本政府と米国政府が両国の経済発展のために改善が必要と考える相手国の規制や制度の問題点についてまとめた文書で、毎年日米両政府間で交換される。「成長のための日米経済パートナーシップ」の一環としてなされる「日米規制改革および競争政策イニシアティブ」に基づきまとめられる書類であり、正式には「日米規制改革および競争政策イニシアティブに基づく要望書」(TheU.S.-Japan Regulatory Reform and Competition Policy Initiative)という。なお、交換後は、それぞれの要望書について作業部会、上級会合の場で日米間で議論のち、日米共同の報告書をとりまとめることとなる。

年次改革要望書すら拒めない

劣化する政治家の質

日本を正しい道に戻すにはよい政治家が必要
大量の小泉、小沢チルドレンと、国政など考えたこともないような素人が集まり劣化する一方
期待をもてそうもない政治家が政治主導を語る矛盾

天下りに対する怒り、エリートへの嫉妬から民衆受けする
門地貧富を問わず選抜されたエリートたる官僚の知識、経験、見識を利用しなくてよいほど我が国には人材の余裕はない。

優秀者にありがちな傲岸狡猾や出世志向に根ざした省益優先などに十分注意を払いながら、官僚を知恵袋として使わなくてはならない
2011/06/03 12:45:15 17 まで 101 目標。

2011/06/06 11:50:57 日本人の誇り

少子化という歪み

30歳女性出産したことがない人が50%を超える
ここ5年の出生率 1.34
国立社会保障・人口問題研究所
→生涯未婚率、現在30歳だと23%、20歳女性なら40%

老人だらけの日本は近い

大人から子供まで低下するモラル

子殺し、親殺し、秋葉原事件

治安のよかった江戸時代
→幕末に日本を訪れたイギリス人の経験談
子供のモラルも崩壊→学級崩壊
→学力の低下も
一生懸命勉強して何かをなしたいという志を持った人も国際統計によると極めて少ない数に
人権をはじめとして、自らの権利をやたらに振りかざすような行為
→モンスターペアレンツ、モンスターペイシャント

以前はさもしいと言われたもの

しつけも勉強もできない

日本は全面的に崩壊に瀕している

国民は気づいていてそれぞれの分野で関係者が懸命に立て直そうとしている

どんな改革も奏を功していない
問題は絡み合った糸玉のようになっていて誰もほぐせなくなっている
e.g. 世界一勉強しない子供の原因は複雑に絡み合う
独立自尊は現代社会の常識になってしまっている

少子化に歯止めをかければ過保護がなくなるとは言えども、少子化を食い止めるのは至難
厳しくすることに対する大きな抵抗
→きめ細かくかつ厳しくという指導要領変更を求めると、厳しく指導すると子供が傷つく恐れがありますと高らかに反論する教育者
子供を傷つけてはいけないが社会のコンセンサスになっていて、厳しいしつけができない
→###子供中心主義こそが悪評高く数年で終わりとなったゆとり教育
社会や国家に尽くすという美徳はGHQが教育勅語を廃止し公より個を尊重する教育基本法を作成すると同時に消滅の運命を定められた

公=国家=軍国主義 ###
という連想を植え付けることにより日本を弱体化しようとした
:実際された
公を否定し、個を称揚することはGHQが産み、そしてそれを継承した日教組が育てた
:この尊重自体は悪いと思わないが。

変えようとするものには軍国主義のレッテルが貼られるようになった

対処療法に効果なし

祖国再生の鍵はどこにあるのか?

真、善、美は同一のもの

困難の解決、ひとつひとつ着実に片付けていこうと誰もがする。しかし大抵の場合、労力がかかるばかりで成功しない
→それらを貫く何か一つの基軸が時代や状況にそぐわなくなっている

その基軸を変えることで諸困難を一気に解決する
→効果的、容易、かつ、美しい
脱線して美とは?
→真髄に辿り着くのは美しいものを探せば良い ###
↓↑美しくないものは真髄ではない
:数学者らしい見解、賛同
自然科学では美は絶対
→数学、物理
:よくわかる

真理は美しいと言う確信が大理論を生む原動力→エドワード・ウィッテン
真、善、美は同じ一つのものと言うのは、万物の本質をついたおそるべき指摘

根本的解決こそ美しい

ある一つの困難を解決したように見えても、入り組み錯綜した全体を貫く基軸がそのままである限りは、一時的にうまくいくだけか、あるいは、多の新しい困難が代わりに生まれるかで結局は何も解決されないのが普通 ###
部屋の片付けを例
部屋を綺麗に掃除しても解決にはならない
→二度と散らからないようにして始めて根本解決という
→それが美しい解決
ひとつひとつを丹念に解決するのは美しくない
:ブレイクスルーを見つけろと言っているわけだね。 ###

第2章 すばらしき日本文明

世界七大文明の一つ

[ ]文明の衝突
→ハーバード大学サミュエル・ハンティントン
### 学者が何かを分類しようとする時、なるべく簡明なものにしようとする
→複雑な区分はもはや分類と呼べないからです
日本人は古来、新しい進んだ文明に触れると繊細で知的な民族性だけにすぐに自分たちのものと比べ劣等感を抱き、それを見習い取り入れてきました。漢字も仏教も西欧の技術のもそうでした。ところがその劣等感をバネに、それらの新文明にかならず日本独自の特色を加え、すでにある自分たちの文明と融合させた独自のものに作り変えていくのです。そうやって進化と洗練を繰り返してきた結果が日本文明。
世界七大文明の一翼を担う

成熟した江戸末期

日本文明とはどんな文明だったのか?
他文明との比較、幕末から来日した諸外国人の見聞録
[ ]逝きし世の面影
タウンゼント・ハリス
衣食住に関する限り完璧に見える一つの生存システムをヨーロッパ文明とさの異質な信条が破壊することを懸念
ヒュースケン、ハリスの秘書
この国の人々の質朴な習俗とともに、その飾り気のなさを私は賛美する
日英修好通商条約エリギンの秘書、オリファント
個人が共同体のために犠牲になる日本で各人がまったく幸福で満足しているように見えることは、驚くべき事実である

貧乏人は存在するが貧困は存在しない

江戸時代の日本人

人々は貧しい。しかし、幸せそうだ。
という外国人の共通認識
バジル・チェンバレン
この国のあらゆる社会階級は社会的には比較的平等である。金持ちは高ぶらず、貧乏人は卑下しない。ほんものの平等精神、われわれはみな同じ人間だと心底から信じる心が社会の隅々まで浸透しているのである

日本の封建制は他の国のそれとは大幅に異なっていたということ
2011/06/06 12:42:19 44まで 104 目標

2011/06/07 11:40:18 日本人の誇り

自己懐疑は知的態度か

現代知識人には動かぬ証拠が目の前にないからいつまでも懐疑の目を向ける
理系知識人にとって自己懐疑は必ずしも、取るべき知的態度ではない
理系は独創が命
→そのためには自己肯定が不可欠
自己懐疑と灰色志向という二つの防衛反応は歴史家が歴史を語る時に強く現れる
明治期にせよ、終戦後にせよ、新しい価値観に立って進もうとする時、とかく日本人は過去を完全に捨て去り身軽になって猛進しようとする性向がある気がします
和魂漢才、和魂洋才でもなく、米魂米才を理想として目指しているようだ ###

幻影と現実

見聞録、お世辞ばかりではない
日本人にとっては真実を述べることより相手を喜ばせることのほうが大事です。お世辞連発ではなくてさり気なく相手を喜ばせようとする
→日本人の本性を見破っていたりする

幸福、満足、正直

幸せや満足に基準はない、しかし、当時の欧米には産業革命の只中でひずみが出ていた
[ ]イギリスにおける労働者階級の状態
[ ]どん底の人々 ロンドン1902
[ ]パリ・ロンドン放浪記
↓一方で日本
人々が健康そうで礼儀正しく正直
鍵のない部屋や引き出しから何も盗まれなかった
[ ]大君の都
みな貧しかったのにどうして幸せだったのか?

近隣諸国条項という難問

かくも素晴らしい江戸時代の日本社会をなぜ誇りに思わないのか?

祖国への誇りとして他国ならば活用する
祖国への誇りを育むと軍国主義につながりかねない、戦前の愛国教育と同じではないか、などと心配したり、近隣諸国条項を気にするのは理解できない ###
宮澤喜一
今後の教科書検定は近隣諸国の感情に配慮するという談話
→奇想天外な基準

何かあるたびに中国、韓国、北朝鮮に歴史認識を問われるようになった
近隣諸国条項とは、中国、韓国、北朝鮮を刺激しかねない叙述はいけないという政治的なもの

歴史的客観性よりも事を荒立てない事を優先するという滑稽なもの

第3章 祖国への誇り

若者は恥ずかしい国となぜ言うか

[ ]名著講義
日本はどういう国かという問い

胸をはれない国

明治、大正、昭和戦前は帝国主義、植民地主義をひた走り、アジア各国を侵略した恥ずべき国。江戸時代は
士農工商の身分制度、男尊女卑、自由も平等も民主主義もなく、庶民が虐げられてきた恥ずかしい国。その前はもっと恥ずかしい国、そのまえはもっともっと…と習ってきた

自国のために戦うか?

[ ]解伏題之法
自国を卑下するという世界でも稀な傾向
世界価値調査 2000
自国を誇りに思うかは最低
もし戦争が起こったら国のために戦うか?→はい、15%
→韓国は74%、中国は90%

戦後、日本国の生存を握るものは?

祖国への誇りを失ったのは戦後
戦後のアメリカの目的
→日本が二度と立ち上がってアメリカには向かわないようにする

日本国憲法、自発意志により作られたかのように偽装
→平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して
↓美しく飾ってはみても
国益のみを愛する諸国民の権謀術数と卑劣に警戒して、が現実
自国を自分で守らないのだから、どこかの国に安全保障を依頼する以外に国家が生き延びる術はない
→アメリカしかないのも自明
→第九条ができた時点でアメリカの属国は決まっていた
押し付けられたという側面だけでなく、押し戴いたとも言える

1946
野坂参三の質問と、吉田茂の回答
戦争には侵略戦争と防衛戦争がある。侵略戦争の放棄とする方が的確ではないか ###

近年の戦争は多くの国家防衛権の名において行われた。故に正当防衛権を認める事が戦争を勃発する

天皇、漢字、教育勅語

象徴天皇
当用漢字の導入→使用漢字の制限
教育勅語の廃止→個の尊重、公への奉仕や献身を大事にする日本人の特性を壊した

日本の文化の弱体化愚民化する目的

罪意識扶植計画とは何か

アメリカがあたえた日本への致命傷
→占領後まもなくの言論統制
[ ]閉ざされた言語空間

日本の歴史を否定することで日本人の魂の空洞化を狙う
→その中に罪の意識を刷り込もうとした

1000万人を救う為に20万人を

原爆の言い訳。
→未だに原爆投下は正しかったという米人は多い
原爆投下の経緯

宣伝による洗脳が始まった

太平洋戦争史
→戦争責任を日本の軍部と軍国主義者に作為的に転嫁
日本は無条件降伏ではない。ポツダム宣言という条件付き降伏をした

アメリカは踏みにじった

検閲によるメディア統制

一方的な米の見解、途方もない善悪二論が日本人の脳の中に忍び込んでいった
→洗脳

対米意識が、自分たちを欺いてきた軍部や軍国主義に対する憎悪のエネルギーへと変わる

自ら伝統や基軸を失うという深い読み
はしっこい日本人の変心
戦前の皇国万歳からアメリカ万歳や容共路線に急展開

日本人の最も嫌な点
:信念がやはりないのだと思う。寄らば大樹の陰が染み付いている

公職追放は25万人以上

罪意識扶植計画に協力することが働き口を得ることという選択肢のなさ

国家自己崩壊システム

教育界、歴史界、マスコミが最も締め付けが強かった
→批判を口にするものが働き口を得ることが今でも難しい

公然たる批判は慎む、という属国のマナーは現実に。
2011/06/07 12:39:33 84 まで 120 目標

2011/06/08 11:46:24 日本人の誇り

失われた日本人のしての誇り

建築家、池田武邦の経歴
航空隊が壊滅状態で援護がない状態でないことを知りつつも、出撃することを怖気づくことはなかったこと
敵の猛攻により沈没が決定的であっても散り際で一秒でも長く浮いていようと必死だったこと

そういう人たちが祖国を守り家族を守るために戦ったのだということ
日本が全て悪かった。日本軍人は国民を欺いて戦争に導いた極悪人という洗脳教育から大多数の国民が解き放たれていない

戦争は自衛のためであろうと全て悪だと言い続けることが、平和を愛する人間の証と信じている
祖国のために命を捧げた人に対して感謝の念をこめ手を合わせて拝むべきであるのに、戦争の罪を一身に背負わせている

原爆投下への正当化

罪意識扶植計画にあるマスコミ向け禁止条項は不当
↓理由
事前検閲→ポツダム宣言第十条、合衆国憲法修正第一条、日本国憲法第二十一条→憲法や条約にあろうがなくまいが、自由と民主主義を標榜するアメリカが自由のなかでもとびきり大切な言論の自由を奪ったというのは暴挙
[X]国家の品格
→自由、平等、民主主義への疑問
→人間の幸せと社会の平穏のためにはある程度の自由の束縛はあろうが言論の自由だけは無条件に保障されるべきもの
広島、長崎への原爆、日本中の都市への無差別爆撃が人道上の罪であることは言うを俟たない
→ハーグ条約第22条、第25条
原爆2つはもちろん、1945年に実施された無差別爆撃は、戦闘時の激情にかられたものではなく、アメリカ合衆国の綿密な計画のもとで組まれたものであり飽くなき大量虐殺への執念によるもの
:そこまでかどうかは、私には判断がつかない。ただし、日本がこのアメリカの行為に対しての批判を述べてはいけないかといえば、それは違うと思う。

大多数の戦争は宣戦布告なしだった

新憲法や教育基本法を押しつけ日本のエリートを壊滅すべく旧制中学、旧制高校を廃止したのは、占領者は現地の制度や法令を変えてはならないというハーグ条約43条に違反

もちろんあろうとなかろうと。

ナショナリズムよりもパトリオティズム

愛国心の擁護と育成は世界中どこの国でもやっていること

家族愛、郷土愛、祖国愛
→3つの愛が人間の基本
→これがあるものは他国の人の同じ想いも理解できる

戦争の抑止力ともなる
→このような情緒の未発達な者はいざというときに適当な理屈で論理を編み出して侵略に加担しかねない人 ###

3つの愛がない者は世界中どこの国に行っても尊敬はおろか尊敬もされません
日本語では美しいパトリオティズムと醜いナショナリズムを峻別せず、
明治以来、愛国心という言葉で両方を表してきた

不潔なナショナリズムが高まりすぎ、戦後はGHQによる愛国心の否定と共に2つとも否定されたため、肝心の祖国愛を持つことができなかった
:私はただただ日本人は甘えた人種に成り下がったというだけだと思っている
愛国心という手垢のついた言葉を捨て、国家主義および祖国愛の語で2つを峻別すべき ###

東京裁判というまやかし

東京裁判への批判が不当か?
↓結論
第二次大戦におけるドイツの戦争犯罪を裁いたニュールンベルグ裁判と並び、人類史の汚点というべき裁判
↓勝利者国による敗戦国への復讐劇
日中戦争の始まる十年ほど前からの中国の日本への数限りない不法な挑発は無視
などなど。

この裁判は日本を裁く裁判であり、連合国軍の行為とは無関係である

正当性を欠く裁判


法の不遡及、実行時に違法でなかった行為を事後でさだめた法令により処罰することを禁じている
→近代法の原則
[ ]東京裁判 日本への弁明

第4章 対中戦争の真実

南京大虐殺の不思議

[ ]ザ・レイプ・オブ・南京
19371213 南京を陥落させた日本軍がその後、6週間にわたり大虐殺行為を行った

叙述されている残虐好意を本当に我々の父祖がしたのか??
→本当なら祖国愛も誇りも持ちえない
侵攻前、松井石根はとても神経質になっていた→親中

南京攻略要綱
→わざわざ兵士に配り厳正な規律を徹底させていた
ほとんどの戦争では市民を巻き添えにしないため軍隊は市内から出る
→南京守備 唐生智司、それをしなかった。日本軍の猛攻で陥落寸前に逃げ出した
→指揮系統が失われ撤退できなかった
[ ]南京事件の総括
→虐殺の影はなしという考察

東京裁判で再登場した

南京大虐殺が。
証人となった中国人が次々と証言
南京の人口 20万なのに30万の虐殺という矛盾した証言など言いたい放題
→中国人からの伝聞のみ

[ ]暗黒大陸中国の真実
2011/06/08 12:38:46 112まで 150 目標

2011/06/09 11:47:55 日本人の誇り

安全区に逃げこんだ便衣兵

南京戦の実情
スマイス教授の調査における被害者のほとんどは、便衣兵もしくは便衣兵と間違われた市民達と思われる
[ ]南京事件 国民党極秘文書から読み解く

証拠は捏造されていた!?

[ ]南京事件 証拠写真を検証する
安全区内を自由に歩き回れた欧米人で虐殺を目撃したものはいないし、写真もない。
→こまった大虐殺派の中国人が証拠写真として高らかに掲げてきたものはそのほとんどが捏造であることが証明されている

ただし、大虐殺が行われなかったということを証明することもできない
→今後ともに不可能
存在しなかったを証明することは大変困難

ただし、一方で存在したことを証明することは疑う余地のない証拠を一つ出せば足りる

何十万人も殺されているならば文句のつけようもない証拠がいくらでもありそうだが南京大虐殺ではそれが一つも見つかっていないという不思議。
→捏造が起こるのも不思議。

大虐殺は歴史的事実ではなく政治的事実

東京裁判で南京大虐殺が飛び出した理由
1. 人道に対する罪
2. アメリカは時がくればなんでも情報公開するオープンで公平なイメージがあるが、肝心なものは公開しない

復讐劇と化した訴訟指揮

日本は挑発挑発され自衛のために戦ったというローガン弁護人のものをはじめ、弁護側の弁明の大部分が却下された
→東京裁判の不当の様々
文明の名によって世界征服の責任を裁くというもの。28名は、通常の戦争犯罪に加え、日独を念頭に戦後になって捻り出された平和に対する罪や人道に対する罪で起訴された

日本が一方的に侵略戦争を起こしたという非難

八紘一宇は世界征服にあらず

日本が中心となってというのは他国から見たら思い上がりと思われて仕方ない
→しかし、それは利己的なものではなく白人の牙から同胞アジア諸国を守るという幕末からのアジア主義
→日本人の気概

世界征服ではない

共同謀議論のムリ

1928-1945 アジア侵略して支配下におくための陰謀を企て
→共同謀議した罪としてA級戦犯

本当に共同謀議したのか?
皇道派と統制派の対立
面識が一度もない者同士もいる
残念ながら大局にたって戦略を立てるのは日本人は苦手とする→石原莞爾の世界最終論は例外

オレンジ計画とは何か

19世紀末に西海岸まで到達し、ハワイ、フィリピンを獲得したアメリカにとって次のフロンティアは巨大市場中国だった

それに立ちはだかったのが日本
日米戦争に限っては共同謀議で告発されるべきはアメリカだった

人間というものは他人を攻撃力する際に自分が言われると最も痛い言葉を用いる心理的傾向がある。

第5章 昭和史ではわからない

侵略の定義とは何か

軍事学
→侵攻と侵略は区別
侵攻
目的を問わず相手勢力や相手方領域を攻撃する行動
侵略
相手の主権や政治的独立を奪う目的で行われた侵攻
↓著者が妥当と思う定義
自衛のためでなく、軍事力により他国の民族自決権を侵害すること
民族自決権を持つ国というのは流動的
→侵略は時代とともに意味が変わる

だれが法的正否を決めたのか

2001 第三回韓国併合再検討国際会議
↓結論
韓国併合は違法という韓国の学者達の主張は欧米の研究者たちにまったく受け入れられなかった

国際法は当時、文明国相互の間に適用されるものであり、この国際法に適用するまでの文明の成熟度を有さない国家には適用されなかった
日本の関わった中国およびアメリカとの戦争が当時の定義における侵略戦争だったのか?
↓以降

昭和史という不思議

その言葉を用いた瞬間にそれ以前を切り離すという暗黙の作業
昭和だけを切り取るということは四世紀にも長きに渡る欧米列強の酷薄を免罪し日本だけを貶め、東京裁判史観を認めることに導かれる危険を高める

清国は満州族の国

裁判では満州事変以降を日本の侵略とした
[ ]満州事変 ###

排外思想を持った国民党

1911 孫文 辛亥革命
1920 ロシア革命の影響で共産勢力もちからを伸ばし無政府状態

世界の共産化を図るコミンテルンの影

1927 国民革命軍
[ ]丸山眞男の時代

リットン調査団は何を語ったか

1932 満州国
[ ]紫禁城の黄昏
イギリス R.F. ジョンストン
満州には満州の独立運動が広汎にあった

満州は中国のものなのか

2011/06/09 12:36:49 147 まで 198 目標

2011/06/10 11:40:00 日本人の誇り

満州は中国のものなのか

満州事変は今日の国際常識では文句なしの侵略戦争

[ ]リットン報告書
満州には世界の他の国には類をみない特殊性
→1.満州は歴史的に満州族のもの。張作霖の支配。実質グレーゾーン
→2.張作霖、ロシア側のスパイとして活躍したため日本軍に捕まった人間。次々と侵された日本の権益
→3.経済的側面、移民受入先としての大地
[ ]昭和天皇独白録
↓言い直し
満州国が中国の主権下とはいえグレーゾーンでもあったこと
日本権益は条約により守られていたものなのに中国がそれを無視する違法な行動に次次でたこと
大恐慌でのブロック経済により市場を締め出されたり、アメリカへの移民さえ拒否された日本は生存のために外に出る他なかった

帝国主義時代のルール

弱肉強食、他の列強が認めるかどうか

昭和天皇独白録はこう語る

犬養毅
[ ]昭和天皇独白録
[ ]牧野伸顕日記
昭和天皇、政府方針に不満→リットン報告書を妥当と思っていた

盧溝橋で何が起きたか

日中間の小競り合い
最初に発砲したのは日本ではない
↓なぜ日本軍がここにいたか?
1900 北清事変ののちに結ばれた北京議定書に基づいて駐留していた ###
↓その後
大紅門事件、廊坊事件、広安門事件
↓度重なる中国の挑発
日中戦争へ

得るもののない日中戦争

戦争で中国に勝っても何の得にもならない
→砲弾に使えるタングステン、アンチモン以外にたいした資源もなく…
→維持統治も広すぎて困難

上海陥落
蒋介石の怒りも当然だった

満州までなら我慢できるが、万里の長城から南は当然として中国のものであり、そこで勝手なことをこそこそとしている日本はけしからん
石原莞爾
広田外相

黒幕は誰だったか

中国が強気だったのには上海戦が始まるとすぐに結んだ中ソ不可侵条約
↓スターリンの陰謀
日本軍と国民政府軍が疲弊し切ったらソ連の方から満州へ侵攻し日露戦争の復讐をはたすチャンスが生まれる

現代の価値観で歴史を判断するな ###


どんなに乱れていようと全ての国には民族自決権がある

現在の定義なら日本は侵略国。しかし、英米仏独伊露など列強はみな同様に侵略国といえる。

第6章 日米戦争の語られざる本質

アメリカの本質とは

日中戦争とひとつながりのもの

米英が中国を支持した理由

アングロサクソン、世界で最も長期戦略に長けた民族
↓5つの要素で支援
1. 市場としての中国
2. ナチスドイツの台頭
3.人種→日本は第一次世界大戦後のパリ会議で人種差別撤廃を提案→日本は厄介
4.中国の世界一の宣伝力→宋美齢
5.アメリカに深く根付いていた親中反日の精神
[ ]米英にとっての太平洋戦争

揺れ動く米国世論
マニフェスト・ディスティニー

[ ]アメリカ外交の悲劇

宣教師というフィルター
3つの援蒋ルート

日中戦争を泥沼化させた援蒋ルート
香港ルート
仏印ルート
ビルマルート

日本軍は東南アジアを侵略したと言われるが主たる理由はこの援蒋ルート潰しのためだった

潜行する爆撃計画

JB335 という作戦計画 ###
[ ]ルーズベルト秘録

資源を求める日本

対日禁輸の拡大
ABCD 包囲網
[ ]ヴェノナ

ハルノート ###

帝国国策遂行要綱
ハルノート→開戦のボタンにすぎない

東条の涙目

日本は国家存立を危うくする全面的対日禁輸を見て、自衛の為に、何がなんでもしたくなかった超大国アメリカとの戦いに立ち上がった
昭和天皇
→帝国国策遂行要綱に対してあくまで、外交解決を指示した

アメリカの工作は実った
開戦に日本人は何を思ったか

軍部ばかりでなく全ての国民が在米日本資産の凍結、全面禁輸、ハルノートと愚弄され続け、鬱屈していましたから、息苦しさから一気に解放された気分になったのです

祖国の名誉と存亡をかけて、世界一の大国に対し完全と立ち上がったことに、民族として潔さを感じ高揚した
2011/06/10 12:33:27 210 まで 次回でできれば読了

2011/06/13 11:43:23 日本人の誇り

第7章 大敗北と大殊勲と

マッカーサーも認めた自衛戦争

1951 米国上院軍事外交合同委員会、答弁
[ ]東京裁判 日本の弁明

日本の人種差別撤廃案を斥けたウィルソン大統領

1919 パリ講和会議
人種差別を捨てないといくことは少なくともヨーロッパ以外では植民地主義や帝国主義を続けるという意思表示

破綻するイデオロギー
ペリーの衝撃
横井小楠の宅見

西洋文明は覇道を目指すが、日本は王道を目指すべしということ。
日本は欧米のような単なる富国強兵国家ではなく、さらに有徳国家にもなれという高い理想

独立自尊を守る

[ ]大東亜戦争肯定論
幕末の1845-1945までを100年戦争とした
著者、1853-1953までの百年戦争
→4隻の黒船による騒然から紆余曲折の末に日本が曲がりなりにも自力で歩き始めるまで

南下政策をとったロシア
日露戦争の勝利にアジアは歓喜した
福島安正が流した涙のわけ

アジア主義が、日露戦争の前後から日本を盟主とするアジア主義、すなわち大アジア主義というものに少しづつ変質していった
帝国主義
→弱いものいじめ

少なくとも江戸時代中期以降、武士道精神を国民精神としてきた日本人にとって何が何でも忌避したいはずの主義だった

日本人の宿痾とは何か

独立自尊という気負った決意のために帝国列強に参加した日本

参加か不参加ではなく、欧米列強に対し、帝国主義や植民地主義そのものが誤りであり、恥ずべきものであるとしっかり説得し、説教すべきだった ###
日本が欧米を説教したことは未だにない

謙虚の表れともいえるが、日本人の価値観を高く掲げ、迫力を持って欧米を説得説教する、ということを決してしようとしないのは、日本の宿痾と言えます。

この宿痾により日本は禁断の道へと入って行った ###
[ ]日本とアジア
[ ]昭和の動乱

他の列強と異なった日本人の高貴な決意

アジアの小さな島国日本は、帝国主義の荒波の真っ只中で、ほとんど不可能ともいえる独立自尊を決意した
海外出兵は白村江の戦いと、朝鮮出兵のみ。
平安時代に350年、江戸時代に250年の完全平和を貫いた世界でも際立つ平和愛好国家は帝国主義の荒波に乗らざるを得なかった

過去の出来事を当時の視点ではなく、現代の視点で批判したり否定したりするのは無為なこと ###

100年戦争の末の、日本の大敗北と大殊勲

大局的には日本の大殊勲

ペリー以来、日本の求めたもの
1. 独立自尊
2. アジア主義
→日中朝が連帯して白人によるアジア支配を食い止めること

どちらも大局的には達成したと言えると。 ###
それだけでなく、悲願であった人種差別までなくした。
日本は敗北したとはいえ、アジアにおける西欧帝国の終焉を早めた。帝国主義の衰退が容赦なく早められていったことは、当時は(西欧人にとって)苦痛に満ちた衝撃的なものだったが、結局はヨーロッパ諸国にとって利益だと考えられるようになった。
[ ]太平洋戦争とは何だったのか

第8章 日本を取り戻すために

日本文明の価値観とは

日本は恐ろしい侵略国だった、などというフィクションを信じ込まされているから、日本人自ら「自分達は一人一人はよいのに集団になると暴走しやすい危険な民族である」と自己否定してしまい、自国の防衛にすら及び腰になるのです ###
日本文明の価値観
1. 日本人は秩序や和の精神を自由とか個人よりも上位におく
→個人を尊重すると全体の秩序や平和が失われることを知っていた
自分のことより公のために尽くすことのほうが美しいと知っていた

この価値観はかろうじて生きる
お金持ちを尊敬するか?
米73% 日本25%
自分の主張を貫くべき
米36% 日本 8%
他人のためよりも自分のためを考えて行動したい
米40% 日本11%
:かろうじて残ったというより、ねじ曲がった悪い部分だけ残ったと私は思う

日本が追求した平等な社会

帝国主義は日本人の発想からは生まれようもないもので、欧米のもの

日本文明の特徴を当てはめれば自明
自己主張をする欧米人は国際秩序とか平和より自国を尊重し、自国の富だけを求めて自由に競争するという考えになびきやすい
→まさに帝国主義
万人が自由に、自分の利益が最大になるように死に物狂いに競争し、
どんな規制も加えないで全てを市場にまかす。どんなに格差が生まれ社会が不平等になろうと、それは個人の能力に差がある当然のことだという発想は、日本のものではありません
:ここまで極端なのは西欧のものでもなかろう。
自分一人がいかに裕福になろうと周囲のものが貧しかったら決して幸せを感じられない。

仏教の慈悲、武士道の惻隠

日本を日本たらしめる価値観とは

基軸を取り戻す必要性
祖国への誇りと自信が生まれてくれば、日本を日本たらしめてきた価値観を尊重するようになるでしょう
↓そうしたら
規制なしの自由な競争こそが経済発展に不可欠と主張、強要されても
↑と切り返せる
日本は…和を旨とする国です。実際、戦後の奇跡的な経済復興も、官民の和、民と民の和、経営者と従業員の和で成し遂げました
:全く最後のほうは納得がいかない
家やコミュニティーとの紐帯を失った日本

この尊重より国柄を

この紐帯こそが、幕末日本を訪れた欧米人が日本人を貧しいけど幸せそうと驚かせた稀有の現象の正体
2011/06/13 12:40:28 243 次回で読了

2011/06/14 11:38:31 日本人の誇り

論理や合理だけでは人間社会は動かない

頽廃に直面しているのは日本だけではない
→欧米始め世界的規模で変調が起きている
産業革命以来、世界は欧米の主導かで動いてきた
→論理と合理と理性を唯一の
原理として進む文明

帝国主義、共産主義、新自由主義もその原理から生まれたモンスター

どれにも理路整然とした論理がある

21世紀になり噴出し出した困難はこの原理の限界を意味
ただし、論理、合理、理性は最重要であり断じて否定されるべきではない
→これを否定することは科学技術を否定することで文明を否定することで論外

ただ、それだけで人間社会をし切るのは不可能だと露呈した
→国家の品格からの引用
人間は一つのモンスターにどっぷり浸かっていると、本質が見えなくなる
→:多くの価値観をしるということが重要
祖国への誇りを持って始めて、先祖の築いた偉大なる文明を承継することができ、奥深い自信をもつことができ、堂々と生きることができる。 ###

誇りを取り戻すために何が必要か

WGIP(罪意識扶植計画)で植え付けられた罪悪感を払拭すること。そして、作為的になされた歴史の断絶を回復すること

1. 戦勝国の復讐劇に過ぎない東京裁判の断固たる否定
2. アメリカに押し付けられた、日本弱体化のための憲法を廃し、新たに、日本人の日本人による日本人のための憲法を作り上げることです。
→現憲法の前文において、国家の生存は他国に委ねられている。独立国ではない。自衛隊は明らかに違反であり、自衛隊は軍隊ではないという子供にも説明できぬ嘘を採用することになっている
3. 自らの国を自らで守ることを決意して実行すること
→他国に守ってもらうというのは、属国も同じ。少なくとも一定期間、自らの力で自国を守るだけの強力な軍事力を持った上で、アメリカとの対等で強固な同盟を結ばねばなりません。

*1:日本語しか話せないのに