- 11:40 #bookmemo 3 長時間労働のなにが問題か?
- 11:41 #bookmemo 日本の労働時間規制が進んだ背景
- 11:42 #bookmemo 必ずしも日本の労働者が望んだ結果、労働時間規制が強化されてきた訳ではない
- 11:44 #bookmemo 東大、菅野和夫教授→日本の平均労働時間短縮のきっかけ、87年の労働基準法の改正→週法定時間が48時間から40時間に短縮
- 11:45 #bookmemo 当時の貿易摩擦により、日本と欧州諸国間の労働時間・水準のギャップは不公平競争の格好の批判材料とされたこと
- 11:46 #bookmemo 90年代半ば以降は、非正規雇用の短時間雇用者の比率が上昇してきた影響もあり、平均労働時間の短縮が進んだ
- 11:48 #bookmemo 逆に、90年代末から正社員労働者のなかでも30代の男性を中心に長時間労働者の比率が上昇→労働時間の二極化
- 23:43 #bookmemo 長時間労働の問題を考えるときには、 労働者がワーカホリック(仕事中毒)になっているか、そうでないかが重要
- 23:43 #bookmemo ワーカホリックになる労働者がいた場合でも、それを政策により、抑制すべきか否かは、ワーカホリック自身が本人以外にどのような社会的なコストをもたらすかによる
- 23:44 #bookmemo ワーカホリックが問題かどうかは、他人に迷惑をかけるか否か、負の外部性があるかないかに依存する
- 23:44 #bookmemo 労働時間規制の経済学的根拠
- 23:44 #bookmemo 競争的な労働市場が存在しない場合には,労働時間規制が正当化できるかもしれない
- 23:44 #bookmemo 健康の問題
- 23:44 #bookmemo ワーカホリックがない場合は労働時間規制をすべきというのは労働市場が競争的でない場合
- 23:44 #bookmemo ワーカホリックがある場合→健康を害してしまう場合には、その健康リスクを企業に負担させることが直接的な解決方法
- 23:44 #bookmemo ワーカホリックの及ぼす外部性の影響により、規制の必要可否は変わると繰り返す
- 23:44 #bookmemo 職場でのワーカホリックで一番迷惑なのは、上司がワーカホリックになってしまうことである :一番困るのは何もしない、責任も取らない、他人の手柄の横取りばかり考えている上司だと私は思うけどね
- 23:44 #bookmemo 先延ばし傾向とワーカホリックの相関→夏休みの宿題を最後の方まで残していた人ほど、週60時間以上の労働をしている傾向
- 23:44 #bookmemo 労働時間管理が困難なホワイトカラー層の労働時間引き下げの方法→残業に面倒な手続きが必要な制度、証明を消す :実際、これがされている職場にいるが、企業はこの制約をするためにある程度、企業の成長戦略を譲歩したりといったことが必要
- 23:44 #bookmemo 残業をすると生活が困難になる仕組み休みを商店の閉店時間に規制を例 :全く不賛同、国の発展を妨げてどうする。例が悪い。
- 23:44 #bookmemo 健康管理も管理職の責任だという評価システム :これは賛同
- 23:44 #bookmemo 労働時間規制と格差
- 23:45 #bookmemo 創意工夫が重要な仕事になればなるほど、労働時間による管理には向かなくなる :創造する作業は短い時間でできてしまうこともあれば、いくら時間をかけてもできないこともある仕事だからね
- 23:45 #bookmemo 管理職の責任と長時間労働
- 23:45 #bookmemo 日本の会社でホワイトカラーが長時間労働労働になる理由の 一つは、無駄な長時間の会議が多すぎることだろう :日本人は強調ではなく同調を求めるので、誰も責任をとろうとしないので、長時間はなしてなにも決まらないということが多い→エセホワイトカラーが大量にいる
- 23:45 #bookmemo 会議出席者で責任を分散せず、管理職に集中させるのであれば、その分管理職の報酬を高くする必要性がある。管理職がワーカホリックだらけというのも弊害があるため。
- 23:45 #bookmemo コラム3 看護師の賃金と患者の死亡率→地域で民間企業の女性の賃金と看護婦の賃金の間の差が10%拡大すると心臓発作による死亡率が5%上昇する→イギリスの経済学者の研究
- 23:45 #bookmemo 全国で一律に看護師の賃金が決められていると、大都市では他の代替的な仕事の賃金が高くなり、優秀な看護師を集めることが難しくなる
- 23:45 #bookmemo 賃金規制が派遣看護師を増やした結果、病院の質が低下したという結論
- 23:45 #bookmemo 日本の正社員への強い雇用保障が、派遣や非正規社員を増やしたことから生じた副作用→経験が少ない派遣社員や非正規社員が多くなるといざという時の対応で致命的なミスになる。
- 23:45 #bookmemo 4 最低賃金引き上げは所得格差を縮小するか?
- 23:45 #bookmemo 最も被害を受けるのは生産性の低い人
- 23:45 #bookmemo 最低賃金の引き下げで、新卒、子育て後復帰予定の女性、低学歴層といった現時点での生産性が低い人が一番の影響を受ける
- 23:45 #bookmemo 最低賃金の引き上げで彼らの就業機会が失われると、仕事をしながら、技術や勤労習慣を身につけることもできなくなる
- 23:45 #bookmemo 最低賃金をあげても仕事が失われる可能性はある→生産性よりも低い賃金しか払われていなかった場合など。
- 23:46 #bookmemo 長期にでてくる引き上げの影響
- 23:46 #bookmemo 雇用にマイナスの影響を与えるという論文→NBERワーキングペーパーNo.12663
- 23:46 #bookmemo 影響度の研究、日本でも進む
- 23:46 #bookmemo 90年代には、最低賃金の平均賃金に対する比率(カイツ指標)は大都市では上昇したが、地方ではわずかに上昇もしくは低下→カイツ指標、 都市と地方で平準化する傾向→しかし、カイツ指標の水準としては地方のほうが都市部に比べて高いまま推移→最低賃金が市場に影響与え出した
- 23:46 #bookmemo 最低賃金が引き上げられると最低賃金近傍の人たちの賃金がその分引き上げられると同時に雇用も増加する
- 23:46 #bookmemo しかし、需要独占の想定では失業は存在しないということ
- 23:46 #bookmemo 需要独占の状態で雇用が少なくなるのは、賃金が低すぎるためであって、働きたいのに働く場所がないという非自発的失業ではない
「競争と公平感―市場経済の本当のメリット」の読書メモ[9]
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