English Baroque Sketch / therichardlife
ツイート先日、 Plain English((Plain English とは何か?については[http://www.pecs.co.jp/page/plainEnglish.html:title=本家HP]を参照されたい。))を提唱するケリー伊藤氏のセミナーに参加する機会がありました。そのセミナーから私が得た知見を記録しておこうと思います。
まず、私は( Plain English の見地にたった)英語学習の要点を以下の 8 点と捉えました。
- 10 Rules を守る
- 比較学習せよ
- 大事なのは主語
- 意味の足し算、引き算
- 助動詞に気をつける
- 名詞の数
- 英英辞典を使う
- input を増やす
下記に上記の 8 つの要点をほりさげていきます。
1. 10 Rules を守る
1-1. Plain English の 10 Rules とは?
- Prefer the short words to the long.
- Prefer the famillier word to the fancy.
- Prefer the specific word to the abstruct.
- Use no more words than necessary to make your meaning clear.
- Use the active voice whenever possible.
- Use Verbs. Put verbs in action.
- When possible, express even a neggative in positive form.
- Put one piece of information in one sentence.
- Put outline first and then details of specifics.
- State cause and effect.
1-2. Rule 1〜4 は語法の問題
- 必要最低限の単語で意図を伝えることを心がける。
- 短い言葉を用いること。
- 一音節の単語をできるだけ使うことが望ましい。
- 身近な単語を用いること
- 具体的であること
- 短い言葉を用いること。
- 動詞と名詞で文章はつくれる。
1-3. Rule 5〜7 は構造上の問題
- なるべく受身は使わない。
- S+V+O が基本。
- 受身を使いそうになったら、表現の見直しを考えてみる。
- I love you. というのが普通で You are loved by me. とは言わない。
2. 比較学習せよ
2-1. Detach ideas from words.
- 単語の意味ではなく、表現の idea を知れ。
- ある年齢になってから、他国言語を覚える際には、赤ん坊のように聴いて覚えるというわけにはいかない。
→なぜなら考えてしまうから。
→ 考えてよい、むしろ考えて覚える。
→考えて対比で覚える。
→英語ではそういう idea で物事を考えるのかという idea を学習、それに対比する表現を母国語と照らし合わせながら覚える。
例)- Good morning.
良い朝、という意味にはならない。
→ おはようございますと分かっている。
→ idea を理解しているということ。
- Good morning.
3. 大事なのは主語
4. 意味の足し算、引き算
4-1. この建物には特別な場合を除いて誰でも入れます。
- 訳すと、 This building is open to the public.
※下線部は引き算されている。
→ 英訳する際に、わざわざ付け加えるまでもない日本語が存在すると言うこと。
5. 助動詞に気をつける
5-1. have to ≠ must
- have to XX は状況説明。また to XX 部分は不定詞、不定詞はこれから先のことを表す。
- must は主語となるものの気持ちを表す。何があろうと主語は XX するといった意味合いを表す。
- 以下の2文は意味合いが異なる。
- I have to go*7 to the bank. ( 私は銀行に行くことがある。)
- I must go to the bank. ( 私は銀行になんとしてもいく。 )
5-2. be going to ≠ will
- be going to は状況説明。まさにうつりゆく様。事実。
- will は先を想像していう。先を言っている人の感覚。たとえ間違っても非難されない。
- 以下の2文は意味合いが異なる。
- It is going to rain. ( 雨になっていっている )
- It will rain. ( 雨になるだろう )
6. 名詞の数
6-1. 英語では複数形にすることで意味が変わるものがある。これらは覚えるしかない。
例)
security → securities (証券会社)
sanction → sanctions (経済政策)
business → businessis (企業)
communication → communications (手段、方法((コミュニケーションの)))
7. 英英辞典を使う
まとめ
Plain English は伝えるということの本質をついていると私は思いました。
なぜなら、物事を伝える際「平易な表現を使う」、「まず結論から言う」といったことを心がけることに言語による違いはないと思うからです。Plain (English) は常日頃、心がけていきたい原則だというように私は思います。
余談
Plain English の勉強と、 TOEIC や TOIFL の勉強とは別と考えたほうがよさそうです。 TOEIC や TOIFL で点数をとりたい人は、それ専用の対策となる勉強をするべきでしょう。