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電子書籍の衝撃 ・・・ END

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電子書籍の衝撃 (ディスカヴァー携書)電子書籍の衝撃 (ディスカヴァー携書)

ディスカヴァー・トゥエンティワン 2010-04-15
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  • 12:10  #book プラットフォーム戦略,音楽業界でのアップルと異なった要因,音楽で蔓延していたような違法ダウンロードが本の世界では大きな問題になっていなかった,出版社の人達は音楽業界をアップルがどのように荒らしたのかを良く知っていた→身構えが可能,音楽業界ではアップルの競合がいなかった
  • 12:11  #book ホールセール(卸売)契約,卸値を決めておいてそのうえで小売価格は小売業者の側が自由に決められる契約
  • 12:13  #book これにたいしてアップルはエージェント契約,エージェントとして電子ブックを販売し、その代わりに手数料として代金の30%をうけとるという方式,価格決定権は出版社がもつ
  • 12:15  #book アップルはホワイナイトではない,プラットフォーマーであり、タフネゴシエーター(公証強者)であり、そして巧妙な戦略家,電子ブック市場の攻略戦略は明確ではないが、出版社の既得権益をそのまま許しておくはずがない。
  • 12:16  #book アップルの参入により、amazonが敗北したわけでもない。マクミランに敗北したように見えながら、amazon は従来よりも1冊あたり7ドルのプラスになり、出版社は3ドルのマイナスになった。
  • 12:18  #book マクミランがキンドルストアで電子ブックの値段を$9.99→$14.99に値上げしたことについては読者が猛反発している。
  • 12:19  #book アテンションエコノミー,人間が活動している時間は有限で、だからその有限な時間を新聞や雑誌や携帯がとりあう。どうやって人々のアテンション(関心)を惹きつけるかがっこれからは最も重要なテーマになるということをあらわす言葉
  • 12:20  #book 多くの読者にとって本は娯楽のひとつ,本の価格が不当に高いと感じるようになれば、アテンションが他のブログやゲームやテレビに流れるのは当然
  • 12:21  #book 不当に高い価格は海賊版の台頭を許してしまう可能性がある。
  • 12:22  #book このままいけば出版社は「電子ブックの値段がさがっていくこと」,「70%の取り分が減っていくこと」の2重苦にあえぐ可能性がある。
  • 12:23  #book amazon ,iPad の発売にあわせてキンドル1を米国内のアマゾン・プライム会員に無料で配布するという一手をうった
  • 12:26  #book プラットフォーム戦争,Googleブック検索,著作権侵害訴訟,200810和解 : オンラインで書籍の内容を販売できる,図書館や大学から書籍の内容に無料でアクセスできるようにする,Webで表示される書籍のページに広告を配信できる
  • 12:27  #book 和解案,ベルヌ条約,日本も批准,和解条項は批准各国に適用される
  • 12:29  #book Google の狙い,検索エンジンとその広告で利益をあげる,アップル,amazonと電子ブックのプラットフォーム戦争を真正面から狙う→Google Edition→まだ電子ブックリーダーがない
  • 12:32  #book キンドル,iPadは垂直統合,GoogleのクロームOS,アンドロイド,ブック検索はオープンプラットフォーム
  • 12:40  #book 日本,電子書籍コンソーシアムの失敗,参加した企業、出版社の求めているものの違い、思い違い,出版社のもつ膨大なコンテンツ使用権の問題,既刊本に対しての電子ブック出版権の契約をどこの出版社でも結んでいない,日本では最近まで紙の本の出版契約さえまともに交わしていなかった実情
  • 12:43  #book いいものをつくれば売れるという幻想,Sony-リブリエ,USBケーブルでなければデータ転送できない,60日しか買った本が読めない→自動的に消える,松下-シグマブックも似たり寄ったり
  • 12:45  #book 硬直化した日本の本の流通システムも原因,電子ブックの普及→出版社、書き手が直接電子ブックのプラットフォーマーやディトリビューターとやりとりをする→取次ぎは存在意義をなくす→書店つぶれる
  • 12:45  #book 第3章 セルフパブリッシングの時代へ
  • 12:46  #book アマゾン・デジタル・テキスト・プラットフォーム,アマゾンDTP,アマゾンで誰でも書き手の時代
  • 12:49  #book アマゾンDTPが自費出版と異なる点 1.費用を請求されない→売れた分から手数料が差し引かれる 2.プロの書き手のプラットフォームにもなる→アマゾンDTPで刊行されるとそのままキンドルストアにならぶ→他のブックとフラットに表示される→プロもアマチュアも同じように使える
  • 12:50  #book アマゾンDTPの使い方指南 P135-142
  • 12:53  #book セルフパブリッシングのプロモーション,マーケティングの新しい潮流,インディー作家,V.J.チェンバー,自宅録音家,まつきあゆむ,〜P158
  • 12:55  #book マスモデルのゆるやかな崩壊,音楽業界の例,誰もが聴く音楽、国民の多くが知っているというミリオンセラーがだんだんとなくなってきて、音楽ファンの好みがどんどん細分化される方向に進む
  • 12:57  #book 記号消費,ジャン.ボードリヤール,フランス哲学者,商品が本来持っている機能的価値とは別に、現在の消費社会では社会的な付加価値の方が重要視されるようになっている : 経済学でいうところのヴェブレン効果
  • 13:11  #book 電子書籍の衝撃 - 読了 - 読書メモ 162 頁まで
  • 21:16  #book モノ語り,人間関係や自分のイメージ、他人のイメージ、あるいは自分の将来像など、ありとあらゆるものをモノ(商品)に仮託して語ってしまうような人のこと。
  • 21:19  #book 自分の中にある秘めた感性を引き出せる能力を持った人は稀,同じような感性を持った人から情報を分けてもらえばいいのですが、そんな人はなかなかまわりにいません。結果、多くの人はマスメディアから流れてくる「感性的」商品にすがるしかなかった。→情報の流路,テレビ,新聞,雑誌
  • 21:20  #book 記号消費の終焉,最大の原因,みんなでひとつの感性を共有するというマス感性の記号消費自体が疲労し、行き詰ってしまった。
  • 21:23  #book 90年代終わりに転換期,サラリーマンx専業主婦x子供4人といったかつての標準家庭が少数派に転落,単身家庭の増加,都市と地方の文化は別の進化を遂げるようになった,貧富の差拡大
  • 21:26  #book ネット配信が音楽の好みの細分化を加速,アンビエントな音楽の世界,リスナーは自分の求めるサウンドにダイレクトに接続され、そこでは自分の好みが究極にまで先鋭化されるようになる。表面的なパッケージ(売れ行きランキングやテレビで紹介されたかどうかといった属性)ではなく →続
  • 21:27  #book 自分の好みの先にひろがっている「もっと大きなサウンド」にどう接続しているかということが強く問われるようになる。
  • 21:30  #book 90年代と異なり、一部のミリオンセラーを除けば、音楽CDの大半はせいぜい1万枚ぐらいしか売れない,2,800円の音楽CD,アーチストに入ってくる印税,84万円くらいしかない,4人グループなら21万円,何ヶ月もかけて製作してこれでは割りにあわない。
  • 21:30  #book だからこそ、自主制作という方向性が急激に高まっている
  • 21:32  #book ソーシャルメディア時代を生きるスキル,コロンビア大学,ジャーナリズムスクール,スリー.スリーニヴァサン教授,未来のジャーナリスト,ディスカッション
  • 21:33  #book これからのジャーナリストに必要なスキル,1.的確なタイミングで的確な内容のコンテンツを的確なスキルを駆使し、多様なメディアから情報を発信する能力,2.多くのファンたちと会話を交わし、そのコミュニティを運用できる能力 →続
  • 21:36  #book 3.自分の専門分野の中から優秀なコンテンツを探してきて、他の人にも分け与えることのできる選択眼,4.リンクでお互いがつながっているウェブの世界の中で自分の声で情報を発信し、参加できる力 →続
  • 21:36  #book 5.一緒に仕事をしている仲間たちや他の専門家、そして自分のコンテンツを愛してくれるファンたちと強調していく能力
  • 21:39  #book セルフディストリビューションの潮流,本の世界にあわせると,第一にソーシャルメディアを駆使して書き手が読者とダイレクトに接続する環境が生まれ、それによって書き手のいる空間がひとつの場となっていくこと →続
  • 21:40  #book 第二に、電子ブックによってパッケージとしての紙の本は意味を失い、コミュニティの中で本が読まれるようになっていくこと →続
  • 21:41  #book 第三に、セルフパブリッシングの世界では大手出版社かどうかは意味がなくなり、中小出版社でもあるいはセルフパブリッシングする個人でも購読空間の中で同じようにフラット化していく。
  • 21:42  #book セルフパブリッシングの時代,出版社の向かう2つの方向,1.書き手との360°契約,2.スモールビジネス化
  • 21:47  #book A&Mオクトーン,小さな会社がアーティスト育成を担い、メジャーに押し上げる役割を担うように、様々な小さな企業が音楽ビジネスのエコシステムに参加し、共存共栄をはかるようになっていくのではないかと見られている。
  • 21:48  #ntv 怪物くん,悪口サイコー,10個も悪口が言えるってことはそれだけ仲がいいってことなんだよ!!
  • 21:49  #ntv 怪物くん,ワンピースのルフィの能力ってみればみるほど怪物くんのパクリだよな
  • 21:52  #book 第4章 日本の出版文化はなぜダメになったのか
  • 21:53  #book 本が売れなくなった原因は、若者の活字離れではない,むしろ最近の若者はより活字に親しんでいるという統計
  • 21:55  #book 200911,文部科学省,図書館を使う小学生が2007年に借りた本の冊数平均で35.9冊(過去最高),1999-15.1冊,三年おきに 25.8冊-30.5冊-33.0冊と増えていった
  • 21:57  #book 情報の総量,米の消費者レポート2009,'08米、消費した情報量36億TB,動画、画像が占める割合は55%,残りの多くは文字情報-そのうちの36%を実際に読んでいる
  • 21:58  #book ケータイ小説,コンテキスト,文化の衝突,ヤンキー文化と活字文化の衝突
  • 21:59  #book 本が売れなくなった原因,本を雑誌と同じようにマス的なやりかたで流通させてしまったこと
  • 21:59  #book もうひとつ、書店が本を出版社から買い取るのではなく、預かる委託制という仕組みを導入してしまったこと
  • 22:03  #book 日本の本の流通システム,雑誌を軸として形成され、雑誌によって成長してきたシステム
  • 22:06  #book 日本の本流通システムのメリット,1.大量流通にひょって流通コストが下がって、これによって単行本が1500円前後と安い価格で帰るようになった。米ではハードカバーが2600円前後もするのと比較すればそのメリットは大きい →続
  • 22:07  #book 2.雑誌と書籍を同じ店で扱うことで、書店という場所の敷居が低くなった。日本では町の書店は大衆的でなじみやすい存在になった,3.こうしたことによって「高い本を読む知識人」と「本を読まない一般大衆」というように文化が二極化しないで知と一般大衆が本を媒介にしてつながれた
  • 22:09  #book 最大の問題点,雑誌を軸にして形成されたプラットフォームでは、中小出版社がつくるような少部数で多様化した本はなかなか読者のもとに届きにくい
  • 22:11  #book 取次ぎというビジネスの機能,3つ,1.本を出版社から書店に運ぶ「モノ」の流通,2.本の代金の回収と支払いという「カネ」の流通,3.どんな本をどの書店に配本するかという「情報」の流通
  • 22:11  #book 3の流通はほとんど機能していない
  • 22:14  #book 取次が書店に配本する方法,手配本とデータ配本
  • 22:17  #book 大半の本はデータ配本,データ配本は、薄く広く、しかも機械的というような配本パターンになることから逃れられない,本の部門(ジャンル)は大雑把過ぎる,売上高や返本数だけではその書店にくるお客さんたちの特徴はわからない
  • 22:21  #book 本来、本というのは人によって好みは様々,少部数のものを多様なかたちで読者に送り届ける世界⇔日本ではこれが雑誌中心のマス量産体制にのみこまれた→どこの書店でも似たような本を送り込むことしかできなくなった
  • 22:22  #book マス消費時代の「みんなが同じ本を読んでいればいいか」では対応できた,今のように好みがどんどん細分化していく時代状況ではまったく対応不可能→良い本となかなか出会えないという現状
  • 22:22  #book 読者ひとりひとりに合わせた本との的確なマッチングモデルが必要
  • 22:23  #book 米,本と雑誌の流通は分かれている
  • 22:24  #book 日本,本のニセ金化,売れた分だけお金をもらうのではなく、取次に委託した分すべての金額を取次からいったん受け取れる
  • 22:26  #book 本が売れなくなった原因,活字離れやインターネットが原因ではない,本の流通プラットフォームが原因←本と読者のマッチングモデルが劣化→読みたい本をみつけられない
  • 22:29  #book 出版文化という幻想,どこかでみたことのあるビジネス本、自己啓発本を量産する多くの編集者⇔いまでも優秀な編集者はいる,少数派,はぐれもの扱い→そうした個人や企業がきちんと光をあび成長していける仕組みの再構築をしていかなければならない→そのために電子ブックに意味がある
  • 22:30  #book 本の読者からすれば電子ブックに不利益はひとつもない,Googleブック検索→全ての本をテキスト検索できるようになる,インターネット時代に検索できない情報は生きた情報とはいえない。
  • 22:32  #book ポット出版,沢辺均,「全ての人が、書籍の書誌情報(タイトル・著者名など)だけでなく、その全文にたいして一定の言葉の存在を検索できることは、その人にとって有用な書籍を「発見」する手立てを格段に増やし、そのことで、社会全体で様々な知の共有が前進すると思う」
  • 22:34  #book 最も大切なのは、読者と優秀な書き手にとっての最良の読書空間をつくること
  • 22:41  #book 終章 本の未来
  • 22:43  読者と電子ブックがどのようにしていい出会いを生み出していくのか?,電子ブックエコシステムの最後のピース,キンドルなどでは現状まだそういった出会いを生み出す仕組みは強いとはいえない
  • 22:45  #book 本の中で意味をもつものは何になっていくか?,本のコンテキスト(文脈)である,コンテンツの外殻部分のパッケージはアンビエント化によって剥ぎ取られ、読み手に最適化される形で別の外殻をかぶせられることになる
  • 22:49  #book 安藤哲也氏,「書棚は管理するものではなく、編集するものだ」「文脈のある本棚づくり」「本の無党派層をどう惹きつけるか」
  • 22:51  #book 「文脈棚」,「一度、自分の家の本棚を見てほしい。三ヶ月前に買った本、二週間前に買った本、そして今日買った本。この三冊は、あなたの関心事や好みや思考パターンにそった、何らかの共通項や、関連性を持っているはずだ。それが無意識だったとしても、あなたのなかの文脈によって →続
  • 22:51  #book 形成された、あなただけの棚でなのである」
  • 22:52  #book 安藤氏,語録,「本には本籍と現住所がある」,ジャンルや書き手の名前→本籍,その本がどのような文脈の中でよまれるかが現住所
  • 22:53  #book 往来堂書店や松丸本舗,追随する書店はそんなに増えていかない→維持するのが大変、手間がかかる
  • 22:56  #book アンビエント化にyほって引き起こされる本のリパッケージは、コンテキストの流れる圏域にまでミニマル化される→日本の社会にも大きく広がっている→ソーシャルメディア : まさに twitter
  • 23:00  #book マスメディアに基づいた情報経路から、ソーシャルメディアが生み出すマイクロインフルエンサーへ
  • 23:02  #book 自分の好みにあう本を見つける方法,最良の方法,自分にとって最良の本をチョイスしてくれる人を見つけること→マイクロインフルエンサー→ブロガーであったりマニア→小さな情報の圏域の中で影響力がつよく→情報はフォロワーへと流れる
  • 23:08  #book 281頁の図解は分かりやすい。
  • 23:10  #book ソーシャルメディアでコンテキストが小さな情報共有圏域にそって流通するようになる→コンテンツはコンテキストと共に流れる→読者の側が教養や文化、知識といったコンテキストをもっていなくても、ソーシャルメディアを経由して流れてきたコンテキストをコンテンツとともに受容 →続
  • 23:11  #book することで、そのコンテンツがもっている価値を理解できるようになる
  • 23:13  #book 電子ブックの円環まとめ - キンドルや iPad のような電子ブックを購入するのにふさわしいタブレット - これらのタブレットの上で本を購入し、読むためのプラットフォーム - 電子ブックプラットフォームの確立が促すセルフパブリッシングと本のフラット化 →続
  • 23:13  #book - コンテキストを介して、本と読者が織り成す新しい新しいマッチングの世界
  • 23:14  #book 電子書籍の衝撃 - 読書メモ完了