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今度は「ミレニアム2 火と戯れる女」を読み終えたので、スウェーデン版の映画を観てみた

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ドラゴン・タトゥーの女(スウェーデン版)は大分、原作の内容を端折ってるが… - #garagekidztweetz で書いているとおり、ミレニアムシリーズは、原作を読んでから映画(スウェーデン版)を観るという形でわたしは楽しんでいます。

先日、ようやっと 小説のほうを読み終えたので、映画を観てみたので、双方の簡単な感想を書いておこうと思います。

➤ 小説について

「ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女」をやっと読み終えたので、まんをじして次は”スウェーデン版の映画”を観よう #bookmemo - #garagekidztweetzで、登場人物について感じた魅力は書きましたので、今回はそれは割愛します。

個人的な感想としては、第一部に比べると第二部はすこし面白味が欠かれてるかな、という印象です。
それだけ第一部におけるリスベット・サランデルの活躍が個人的にセンセーショナルだったということなだけですので、十分に面白い小説です。

下巻の解説から引用すると

第一部が孤島ミステリーであり、サイコ・スリラーであったとするならば、第二部は警察小説&復習小説であり、第三部はスパイ・スリラー&リーガル・サスペンス ... 以降略

と同じ小説でも扱っているジャンルが違い、第一部の方が読みやすいミステリー小説だったというのもあるのかもしれません。

ちなみに、本ミレニアムシリーズは、第一部がそれのみで1つのストーリーが完結、第二部と第三部は二部で1つのストーリーが完結となっています。
なので、本第二部だけ読み終わっても話が終わっていないので、第三部を今、すこーしづつ読んでいます。

➤ 映画について

映画に関しては、ちょっと落胆したかなぁというのがわたしの意見です。
よくも悪くも原作のあらすじを抑えただけの内容でした。

ちょっと落胆したポイントを3つほど書いておきます。

1. 金髪の巨人:ロナルド・ニーダーマンが結構フツーだった・・・

小説を読んでいる中で、ハルクみたいな怪物をイメージしていたので、映画の金髪の巨人、ロナルド・ニーダーマン(しかも黒髪・・・)にはがっかりしてしまいました。

2. パオロ・ロベルトがあっけなくやられる

実在のボクサーで、本人役で出演しているパオロ・ロベルト(Paolo Roberto - Wikipedia, the free encyclopedia)ですが、原作と違い、かなりあっけなく、さきほどの金髪の巨人:ロナルド・ニーダーマンにやられてしまいます。

小説の方ではかなり活躍していた(というかロナルド・ニーダーマンを辛くも退かせた)ので、これは何の意図で原作と内容をまげたのか納得がいかないところです。

3. リスベットの隠れ家のセキュリティーをリスベット本人が解除してしまう件

これは小説を読んでもらわないと分からない部分なのですが、リスベットの隠れ家をミカエルが発見し、入り込むシーンがあります。
入り口に入った瞬間にパスワードを入力しないとセキュリティーが働いてしまいそうになるのですが、このシーン、原作だとミカエルが思いつくパスワードを入力しセキュリティーの作動を解除します。

リスベットに対するミカエルの想いの深さを感じるシーンでなかなかよかったんですが、映画では、ミカエルの侵入に気づいたリスベットが解除してあげてしまっています。

ミカエルが解除するからこそ面白いシーンだったのに、わたしは残念でした。

➤ さいごに

ほかにも、いろいろと映画のほうは、細かい情報が省かれてしまっています。
女性に対する差別や暴力の問題を説いているというのが、この小説の背景にはあるのだとも思っていますが、その辺も映画の方では分かりません。

わたしはミレニアムに関しては、小説を読了したら、映画を観ていますが、できれば、その順序で楽しんだほうが、本ミレニアムは楽しめると思います。

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