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「競争と公平感―市場経済の本当のメリット」の読書メモ[5]

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競争と公平感―市場経済の本当のメリット (中公新書)

  • 11:41  #bookmemo 2.脳の仕組みと経済格差
  • 11:42  #bookmemo ニューロエコノミクス→行動からだけではわからない人間の意思決定の仕組みを脳科学の手法を用いて明らかにする研究領域
  • 11:44  #bookmemo fMRIを用いて経済実験を行うことで、人々が経済的な意思決定を行う際に、脳のどの領域が働いているかを明らかにすることができる
  • 11:44  #bookmemo 人間の非合理性も、脳の特性に基づいているはずである
  • 11:46  #bookmemo 人間の非合理が脳の仕組みに起因しているのであれば、経済学の構築も社会の仕組みもそれを前提として行うことができる
  • 11:48  #bookmemo 将来より現代を極端に重視してしまい、人が将来的には後悔してしまうような意思決定をしてしまう特性→スタンフォード大学、マクルアー
  • 11:52  #bookmemo 近い将来の小さな利得→腹側線条体、内側眼窩前頭皮質、内側前頭前野→中脳のドーパミン神経細胞によって神経支配を受けている報酬系が活動
  • 11:53  #bookmemo 報酬系の脳部位は、報酬の予測や獲得において活動を変化させることが知られている
  • 11:55  #bookmemo 背外側前頭前野、頭頂皮質→利得に関わらずすべての選択肢で活動→高度の認知機能や数値の計算に使われる領域として知られる
  • 11:56  #bookmemo 人間は常に理性的な判断に基づいて意思決定を行おうとしているが、これに反して近い将来の利得は情動的な反応を促し、意思決定を左右する事になる
  • 11:57  #bookmemo 合理性と感情との関連で明らかに→アリゾナ大学、サンフェイ教授
  • 11:58  #bookmemo 就学前教育の重要性と脳研究
  • 11:59シカゴ大学、ヘックマン教授→脳の発達に関する脳科学の知見
  • 12:02  #bookmemo 経済的にも神経生物学的にも将来の労働力を強化し、生活の質を高めるための最も高率な戦略は、幼少期の恵まれない子供たちの境遇を改善することである :この見地でもタイガーマスク症候群は賞賛されるのかもしれない
  • 12:04  #bookmemo 介入実験、介入を受けた子供たちの学習意欲が高い、就学以前の家庭環境が悪いと効果が薄い
  • 12:05  #bookmemo 学力格差は6歳の時点で存在し、その後も拡大し続ける
  • 12:06  #bookmemo さまざまな認知能力、非認知能力の発達には、感受性期が存在するということが発達神経科学の研究で知られている
  • 12:07  #bookmemo 3.20分食べるのを我慢できたらもう一個
  • 12:08  #bookmemo マシュマロテスト
  • 12:09やる気や協調性、リーダーシップといった非認知能力が、社会で成功する上で重要な要因であることは一般によく知られている
  • 13:01  #bookmemo 高校時代のリーダーシップの有無が将来の所得に影響を与える忍耐強さや協調性といった非認知能力を育てることが確認されている
  • 13:01  #bookmemo 非認知能力の一つに時間割引率
  • 13:04  #bookmemo 時間割引→将来のことをどの程度割り引いて考えるかという程度を表す
  • 13:04  #bookmemo マシュマロテスト→マシュマロを4-5歳の子どもに一個見せて、実験者が部屋にもどってくるまで食べるのをガマンしたらもう一個あげる→そのときガマンできた子どもとできなかった子ども、10年後、我慢できたこどものほうが成績がよい傾向
  • 21:20  #bookmemo 親の教育により、子どもの時間割引率は 変わる
  • 21:21  #bookmemo 時間割引率が高いと将来のことをあまり重視しないことを意味する、逆に低いと将来のリターンを重視することになり、教育や訓練を受けて生涯所得が高くなることが予想される
  • 21:21  #bookmemo 利他的かどうかはある程度、遺伝的な影響を受ける
  • 21:21  #bookmemo 人間は生まれながらの平等主義か?
  • 21:21  #bookmemo 伝統的な経済学では、にんげんは利己的なものであると定義している
  • 21:21  #bookmemo 他人との比較から不満が生まれるというのは、人間は利己的なものであるという伝統的な経済学では考えられてこなかった
  • 21:21  #bookmemo 人間には何らかの公平感があり、その公平感から現実が乖離すると不満を持つとも言える
  • 21:21  #bookmemo チンパンジーやマーモセットでは、平等主義は観察されない
  • 21:21  #bookmemo 人間は3-4歳までは利己的な行動、5-6歳ではまだ少数、少しづつ歳を重ねることで平等主義が増える。兄弟がいる子どものなかでは末っ子が一番平等を嫌う傾向
  • 21:21  #bookmemo 利己主義と平等主義は、教育や家庭環境により形成されていく
  • 21:21  #bookmemo 4.夏休みの宿題はもうすませた?
  • 21:21  #bookmemo 後悔しないとは、環境が変わらない限り最初の計画が、 後になっても最適であり続けるということ→時間整合的。逆のケースを時間非整合的という。
  • 21:21  #bookmemo 社会には合理的で後悔しない人にとっては、いわばお節介とも言える規制に満ちているのは何故か?→人間が後悔することが前提になっている。
  • 21:21  #bookmemo 時間割引率とは、せっかちさを測る指標でもある
  • 21:22  #bookmemo 双曲割引→遠い将来の時間当たり割引率が、近い将来の時間当たりの割引率より低下するような時間割引のこと
  • 21:22  #bookmemo 宿題を先延ばしにしたり、カード破産してしまう人→双曲割引の傾向が強い
  • 21:22  #bookmemo 少し合理的な人は、自分の時間割引の特徴が時間非整合的であることを知っている→そのような人は自分が時間非整合的な行動を取らないようにあらかじめ自分の行動を縛っている
  • 21:22  #bookmemo 例:クレジットカードを持ち歩かないようにしたり、利用額に制限を設けるといった対策
  • 21:22  #bookmemo 例:一度積み立てると引き出すのが困難な定期預金や個人年金に貯蓄したり、住宅のように売却が困難な資産を購入する
  • 21:22  #bookmemo 114ページまで読了